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文献詳細

雑誌文献

胃と腸41巻1号

2006年01月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌に対するESDの適応の現状と今後の展望 主題

早期胃癌に対するESDの評価―私はこう考える:費用面からの考察

著者: 細川治1

所属機関: 1福井県立病院外科

ページ範囲:P.110 - P.111

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 ESD(endoscopic submucosal dissection)の開発により胃癌内視鏡的切除は新たな段階に踏み込んだことは間違いない.ESDを用いれば,胃癌治療ガイドライン1)程度の癌巣の大半は一括で完全切除することは容易であり,ガイドライン適応外であっても大きさ5cm以下の癌巣,UL-II程度の潰瘍瘢痕を有する陥凹型癌巣の一部は一括完全切除することが可能である.その結果,分化型早期胃癌の半数が内視鏡的切除の適応に組み込まれる2)勢いとなっている.

参考文献

1) 日本胃癌学会(編).胃癌治療ガイドライン(医師用),2版.金原出版,2004
2) 細川治,海崎泰治,森下実,他.切開・剝離法(ESD)に必要な胃癌術前診断―X線診断.胃と腸 40 : 743-752, 2005
3) 片山修,光永篤,藤崎順子,他.医療費からみたESDの現状と今後の展望.消化器内視鏡 17 : 603-609, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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