文献詳細
消化管造影・内視鏡観察のコツ
〔消化管造影のコツ〕上部消化管造影の部位別造影法―食道下部~噴門部
著者: 八巻悟郎1
所属機関: 1医療法人社団こころとからだの元氣プラザ消化器科
ページ範囲:P.117 - P.120
文献概要
病変をX線検査で描出するためには,内視鏡検査からの詳細な情報を得る必要がある.情報の中でも病変の壁在性を知ることが最も重要である.病変の主座が右壁か左壁か,または前壁か後壁かである.このことによって撮影体位が決まるからである.次には病変の肉眼形態である.隆起しているのか陥凹しているのか,そして特に注意が必要なのは厚みのある部位が病変のどこにあるかである.
以上の情報を整理しX線像をイメージすることが大切である.
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