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文献詳細

雑誌文献

胃と腸41巻1号

2006年01月発行

文献概要

消化管造影・内視鏡観察のコツ

〔内視鏡観察のコツ〕小腸観察法―ダブルバルーン法

著者: 山本博徳1 矢野智則1 喜多宏人1 砂田圭二郎1 岩本美智子1 宮田知彦1 小俣俊明1 新畑博英1 刀根幸夫1 藤枝真司1 阿部太郎1 井戸健一1 菅野健太郎1

所属機関: 1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門

ページ範囲:P.121 - P.124

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はじめに

 ダブルバルーン内視鏡は小腸全域の内視鏡観察を可能にした新たな方式に基づく内視鏡である.この内視鏡を使って小腸の内視鏡観察を効果的に行うためにはまずその挿入原理をよく理解している必要がある.しかし,本稿では観察に重点を置き,挿入法に関しては詳述を避け,基本的な挿入原理のみ解説する.挿入法に関する詳細は他の文献1)~5)を参考にしていただきたい.

参考文献

1) 山本博徳,喜多宏人(編),菅野健太郎(監・編),ダブルバルーン内視鏡―理論と実際.南江堂,2005
2) 山本博徳.ダブルバルーン内視鏡.胃と腸 40 : 485-490, 2005
3) 林芳和,山本博徳,喜多宏人,他.ダブルバルーン内視鏡による小腸病変の診断と治療.胃と腸 40 : 1475-1482, 2005
4) Yamamoto H, Sekine Y, Sato Y, et al. Total enteroscopy with a nonsurgical steerable double-balloon method. Gastrointest Endosc 53 : 216-220, 2001
5) Yamamoto H, Kita H. Double-balloon endoscopy. Curr Opin Gastroenterol 21 : 573-577, 2005
6) Yamamoto H, Kita H, Sunada K, et al. Clinical outcomes of double-balloon endoscopy for the diagnosis and treatment of small-intestinal diseases. Clin Gastroenterol Hepatol 2 : 1010-1016, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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