文献詳細
今月の主題 早期胃癌に対するESDと腹腔鏡下手術の接点
座談会
早期胃癌に対するESDと腹腔鏡下手術の接点
著者: 長南明道1 後藤田卓志2 山口俊晴39 佐野武4 矢作直久5 井上晴洋6 大谷吉秀7 小山恒男8
所属機関: 1仙台厚生病院消化器内視鏡センター 2国立がんセンター中央病院消化器内視鏡部 3癌研有明病院消化器センター 4国立がんセンター中央病院外科 5虎の門病院消化器科 6昭和大学横浜市北部病院消化器センター 7埼玉医科大学消化器・一般外科 8佐久総合病院胃腸科 9癌研有明病院消化器外科
ページ範囲:P.1553 - P.1570
文献概要
早期胃癌に対するEMR・ESDの歴史
小山(司会) まず,内視鏡治療から話を始めたいと思います.今,お話がありましたようにEMRは1980年代に開発され,最初はERHSE(endoscopic resection with local injection of hypertonic saline-epinephrine solution)法,strip biopsy法の2つでしたが,その後1990年代に吸引法が登場し,1990年代後半からESDが開発されました.このあたりの歴史について,長南先生お願いします.
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