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今月の主題 大腸腫瘍に対する拡大内視鏡診断の最先端 症例検討
V型pit pattern診断の実際
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ページ範囲:P.1812 - P.1832
文献購入ページに移動 大腸における拡大観察は,大腸腫瘍表面のpit構造を見ることで,腫瘍・非腫瘍の鑑別や,腫瘍の異型度,癌の深達度の判定などに利用されてきた.さらに最近では,計画的分割切除における有用性や,EMR(endoscopic mucosal resection)後の微小局所遺残病変診断への応用も注目され,また一歩進んだ拡大観察の方法としてNBI(narrow band imaging)を用いたpit pattern診断,微小血管構築診断や,病理組織レベルに迫る超拡大観察など,新しい手段も開発・応用されつつある.しかし一方で,V型pit pattern診断については内視鏡医によって診断基準にばらつきがあるなど,理解しにくい点が多いとも言われている.
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