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文献詳細

雑誌文献

胃と腸41巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 消化管内視鏡治療2006 各論 1.早期癌に対する内視鏡治療

3)胃 (3)ESD ③ フレックスナイフ

著者: 布袋屋修1 矢作直久1 飯塚敏郎1 大塚隆文1 工藤由比1 長島夏子1 水野英雄1 島岡俊治1 橋本光代1

所属機関: 1虎の門病院消化器科

ページ範囲:P.527 - P.532

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要旨 フレックスナイフの最大の特徴はその柔軟性にある.ナイフ先端の長さの調節を慎重に行い,深く潜り込まないようにストッパーを利用することで,穿孔の危険の少ない安全な切開・剝離を行うことが可能である.また,この処置具1本でESDを完遂することができ,コストパフォーマンスにも優れている.ナイフの特徴やウォータージェット機能,粘膜下局注法,止血術や後処置などを十分に熟知した上でESDを導入することにより,安全で確実な治療が広く普及していくことが望まれる.

参考文献

1) 矢作直久,藤城光弘,角嶋直美,他.早期胃癌に対する切開・剝離法の治療成績と問題点―細径スネア・フレックスナイフ.胃と腸 39 : 39-43, 2004
2) Yamamoto H, Yube T, Isoda N, et al. A novel method of endoscopic mucosal resection using sodium hyaluronate. Gastrointest Endosc 50 : 251-256, 1999
3) Fujishiro M, Yahagi N, et al. Endoscopic spraying of sucralfate using the outer sheath of a clipping device. Endoscopy 34 : 935, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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