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特集 消化管内視鏡治療2006 コラム
大腸拡大内視鏡による遺残腫瘍の診断
著者: 工藤進英1
所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
ページ範囲:P.552 - P.552
文献購入ページに移動 1985年以降,内視鏡治療にEMR(endoscopic mucosal resection)を導入し現在まで5,000を超える大腸腫瘍性病変に対しEMR・EPMR(endoscopic piecemeal mucosal resection)を施行した.EMRの適応は主として陥凹型ないし,側方発育型(laterally spreading tumor ; LST)が主である.陥凹型は腫瘍径の小さなものが多く,ほとんどが一括切除可能であるが,LSTは大きなものが多く,EPMRによる分割切除を余儀なくされることがある.
早期胃癌においては,標本の再構築の困難さ,再発率の高さ,および再発の場合の治療の困難さから分割切除はあまり評価されず手術を積極的に行うことが多かった.さらに最近になり,ESD(endoscopic submucosal dissection)の導入により一括切除が比較的安全に行われるようになった.
早期胃癌においては,標本の再構築の困難さ,再発率の高さ,および再発の場合の治療の困難さから分割切除はあまり評価されず手術を積極的に行うことが多かった.さらに最近になり,ESD(endoscopic submucosal dissection)の導入により一括切除が比較的安全に行われるようになった.
参考文献
1) 工藤進英,山野泰穂,今井靖,他.切除局所の評価からみた大腸腫瘍内視鏡治療の根治度判定.胃と腸 34 : 629-634, 1999
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