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特集 消化管内視鏡治療2006 コラム
早期大腸癌の内視鏡治療の適応
著者: 田中信治1
所属機関: 1広島大学病院光学医療診療部
ページ範囲:P.561 - P.561
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内視鏡治療では,あくまでも根治を目指すべきであり,その適応の原則は,リンパ節転移の可能性がほとんどなく腫瘍が一括切除できる大きさと部位にあることである.腺腫と癌の鑑別は切除標本の病理診断によるため腺腫は以下M癌として取り扱う.多くのリンパ節転移予測のうち,術前に診断可能なものは深達度のみである.「大腸癌治療ガイドライン2005(大腸癌研究会編)」1)では内視鏡治療の適応として,以下の条件が挙げられている(Fig. 1).
・腺腫,m癌,粘膜下層への軽度浸潤癌.
・最大径2cm未満.
・肉眼型は問わない.
内視鏡治療では,あくまでも根治を目指すべきであり,その適応の原則は,リンパ節転移の可能性がほとんどなく腫瘍が一括切除できる大きさと部位にあることである.腺腫と癌の鑑別は切除標本の病理診断によるため腺腫は以下M癌として取り扱う.多くのリンパ節転移予測のうち,術前に診断可能なものは深達度のみである.「大腸癌治療ガイドライン2005(大腸癌研究会編)」1)では内視鏡治療の適応として,以下の条件が挙げられている(Fig. 1).
・腺腫,m癌,粘膜下層への軽度浸潤癌.
・最大径2cm未満.
・肉眼型は問わない.
参考文献
1) 大腸癌研究会(編).大腸癌治療ガイドライン,1版.金原出版,2005
2) 日本消化器内視鏡学会(編).消化器内視鏡ガイドライン,3版.医学書院(in press)
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