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文献詳細

雑誌文献

胃と腸41巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 消化管内視鏡治療2006 各論 5. 静脈瘤に対する内視鏡治療

1)食道静脈瘤

著者: 小原勝敏1

所属機関: 1福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部

ページ範囲:P.671 - P.679

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要旨 食道静脈瘤の内視鏡治療として,硬化療法(EIS)と静脈瘤結紮術(EVL)が行われている.わが国の静脈瘤治療は不完全治療をせずに完全消失を目指すことにコンセンサスが得られている.そのための標準的治療法がEO・AS併用法であり,さらに再発させない手技が地固め法である.一方,EVLは単独では再発が高率であり,その対策としてEVLとEISの併用法が行われている.それでも再発率はEISより高くEVLの限界と思われる.静脈瘤治療においてはEISとEVLの基本的手技を完全に習得し,それぞれの特徴を生かした安全かつ効果的治療を行うことが重要である.そのためには患者の病態と門脈血行動態の把握が不可欠である.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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