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文献詳細

雑誌文献

胃と腸41巻4号

2006年04月発行

文献概要

特集 消化管内視鏡治療2006 コラム

経皮経食道胃管挿入術(PTEG)―PEGの関連手技として

著者: 藤城貴教1 後藤拓磨1 鈴木恒仁1 吉田暁正1

所属機関: 1旭川赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.700 - P.701

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は じ め に

 経皮経食道胃管挿入術(percutaneous transesophageal gastrostomy ; PTEG)は超音波ガイド下,X線透視下に局所麻酔で行う食道瘻造設術で,経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy ; PEG)が手技的に困難な患者,また消化器癌による腸管閉塞および癌性腹膜炎による麻痺性腸閉塞の腸管減圧に用いられる方法である.

 本法は1994年大石らにより局所麻酔下に施行可能な頸部食道瘻造設術として考案され1),1997年には穿刺用非破裂型バルーンカテーテル(rupture free balloon ; RFB)の開発により手技がより安全で簡便なものとなった2).そのため現在急速にその造設数が増加している.

参考文献

1) 大石英人,村田順,亀岡信悟.経皮経頸部食道的胃瘻造設術―その適応と有用性に関して.日外会誌 98 : 471, 1997
2) 大石英人,村田順,亀岡信悟.経皮経食道胃管ドレナージ術―穿刺用非破裂型バルーンカテーテルの開発とその将来性.日外会誌 99 : 275, 1998
3) 大石英人,進藤廣成,城谷典保,他.経皮経食道胃管挿入術用イレウス管を用いた腸管減圧法.手術 56 : 193-199, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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