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文献詳細

雑誌文献

胃と腸42巻10号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 大腸腫瘍内視鏡切除後のサーベイランスに向けて 座談会

大腸腫瘍内視鏡切除後のサーベイランスに向けて

著者: 田中信治1 味岡洋一2 鈴木康元3 津田純郎4 山野泰穂5 松田尚久6 斉藤裕輔7 平田一郎8

所属機関: 1広島大学病院光学医療診療部 2新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・診断病理学 3松島病院大腸肛門病センター 4福岡大学筑紫病院消化器科 5秋田赤十字病院消化器病センター 6国立がんセンター中央病院内視鏡部 7市立旭川病院消化器病センター 8藤田保健衛生大学医学部消化管内科

ページ範囲:P.1511 - P.1528

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はじめに

 斉藤(司会) 本日は,お忙しいなかお集まりいただきありがとうございます.近年の大腸内視鏡検査手技,治療手技の進歩によって,大腸腫瘍に対する内視鏡治療の適応が拡大しております.以前のように2cm以下の病変のみならず,大きな病変やSM癌に対しても積極的に内視鏡治療が行われるようになってきております.このため切除後のfollow up,そしてfollow upのための内視鏡検査件数が急速に増えており,このfollow upのあり方,サーベイランスのあり方が問題となっているようです.また近年,内視鏡切除後の根治度判定基準についても新しい知見が得られているようですので,今日はその点からお話を始めていただき,続いて腺腫・M癌について,それから,以前も本誌で取り上げられておりますが,SM癌のlow risk群,high risk群について,どのように経過観察を行うか,どのように効率の良いサーベイランス法を構築するかということについてディスカッションいただければと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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