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文献詳細

雑誌文献

胃と腸42巻5号

2007年04月発行

文献概要

特集 消化管の拡大内視鏡観察2007 コラム

焦点を合わせるコツ―食道

著者: 北村陽子1 小山恒男1 友利彰寿1

所属機関: 1佐久総合病院胃腸科

ページ範囲:P.672 - P.672

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 拡大内視鏡は,拡大率を上げると被写界深度が狭くなるため,焦点が合わせにくくなる.そのためまず弱拡大から観察を行い,必要に応じて強拡大にすることがコツである.

 強拡大で観察する際は,適切な距離を確保する必要がある.そのためには先端フードの使用が必須であるが,フードで病変をこすると,出血し拡大観察ができなくなる.したがって愛護的な操作が必要であると同時に柔らかい先端フード(オリンパス 先端フード MB-162: Fig. 1a, b)を選択することが重要である.

 また先端フードは病変を正面視する際にも有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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