胃と腸42巻5号

2007年04月発行

特集 消化管の拡大内視鏡観察2007 コラム

焦点を合わせるコツ―大腸

著者： 田村智¹

所属機関： ¹高知大学医学部光学医療診療部

ページ範囲：P.816 - P.816

　通常観察において病変を発見した場合，さらに正確な質的診断のためにpit pattern観察を行う．そのためには，まずスコープをスムーズに操作できる状態で維持することが重要である．スコープ先端が病変に接する直前で保持し，焦点を合わせる操作が要求されるためである．

参考文献

1) 井田和徳．コントラスト法．消化器内視鏡 2:1321-1325,1990

2) Asao T, Mochiki E, Suzuki H, et al. An easy method for the intraluminal administration of peppermint oil before colonoscopy and its effectiveness in reducing colonic spasm. Gastrointest Endosc 53:172-177,2001

3) 中里友彦，鈴木真理子，関屋一都，他．クリスタルバイオレット ; 使用法，適応，工夫，注意点．早期大腸癌 3:159-161,1999