文献詳細
今月の症例
linitis plastica型胃癌の初期病変と考えられたIIa+IIc+IIb型胃癌の1例
著者: 宮山祐美子1 松下郁雄1 工藤洋子1 櫻井健一1 飯坂正義2 高野定2 北岡光彦3 尾崎幹4
所属機関: 1熊本中央病院消化器科 2熊本中央病院外科 3熊本中央病院病理研究科 4小山胃腸科内科クリニック
ページ範囲:P.1302 - P.1305
文献概要
〔胃X線所見〕 立位第2斜位二重造影像で胃体上部後壁に,境界明瞭で内部に不整形のバリウム斑を有する径15mm程度のIIa+IIc病変を認めた.また,その大彎側と口側には,バリウムをはじく領域が認められた(Fig. 1a~c).空気を増量しても,IIc周囲の隆起が明瞭に描出された(Fig. 1d).
参考文献
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