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文献詳細

雑誌文献

胃と腸43巻12号

2008年11月発行

文献概要

今月の症例

結節集簇様十二指腸癌の1例

著者: 三井慎也1 野村昌史1 志田勇人1 駒場福雄1 金俊文1 真口宏介1 篠原敏也2 八尾隆史3

所属機関: 1手稲渓仁会病院消化器病センター 2手稲渓仁会病院消化器病センター病理 3順天堂大学医学部人体病理病態学

ページ範囲:P.1716 - P.1719

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 〔患 者〕 50歳代,女性.2007年4月,胸部不快感を主訴に前医を受診.上部消化管内視鏡検査を施行したところ,十二指腸に異常を認めたため当院紹介となった.

 〔低緊張性十二指腸造影所見〕 背臥位充盈像で,下十二指腸角から十二指腸水平部に拡がる長径50mm大の透亮像を認めた(Fig. 1a).背臥位および腹臥位の二重造影像では,病変は全周性で大小の結節が集簇した形態を呈していた.表面にびらんや潰瘍形成はみられず,壁の伸展性は良好で明らかな変形を認めなかった(Fig. 1b~d).

参考文献

1)熊井浩一郎,杉野吉則,岩男泰,他.乳頭部以外の十二指腸腫瘍性病変の内視鏡的摘徐.消化器内視鏡 10 : 1157-1161, 1998
2)戸倉夏木,高田将司,栗原聴元,他.十二指腸下行部腺管腺腫の1例.日臨外会誌 61 : 2060-2062, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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