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今月の症例
結節集簇様十二指腸癌の1例
著者: 三井慎也1 野村昌史1 志田勇人1 駒場福雄1 金俊文1 真口宏介1 篠原敏也2 八尾隆史3
所属機関: 1手稲渓仁会病院消化器病センター 2手稲渓仁会病院消化器病センター病理 3順天堂大学医学部人体病理病態学
ページ範囲:P.1716 - P.1719
文献購入ページに移動〔低緊張性十二指腸造影所見〕 背臥位充盈像で,下十二指腸角から十二指腸水平部に拡がる長径50mm大の透亮像を認めた(Fig. 1a).背臥位および腹臥位の二重造影像では,病変は全周性で大小の結節が集簇した形態を呈していた.表面にびらんや潰瘍形成はみられず,壁の伸展性は良好で明らかな変形を認めなかった(Fig. 1b~d).
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