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文献詳細

雑誌文献

胃と腸43巻4号

2008年04月発行

文献概要

特集 小腸疾患2008 総論 3.小腸出血診断のアルゴリズム

小腸出血診断のアルゴリズム

著者: 大宮直木1 中村正直1 本田亘1 白井修1 竹中宏之1 倉橋正明1 伊藤彰浩1 廣岡芳樹2 丹羽康正1 前田修1 安藤貴文1 後藤秀実12

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学 2名古屋大学医学部附属病院光学医療診療部

ページ範囲:P.410 - P.416

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要旨 近年,小腸内視鏡はカプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡の出現により目覚しく進歩した.カプセル内視鏡は本邦でも2007年10月より原因不明の消化管出血を適応疾患として保険診療が開始された.そこで,従来の検査法に加えこの2つの新しい検査法をどのように組み合わせて効率的および低侵襲的に小腸出血を診断・治療するかが現在議論されている.また,各種検査の費用対効果の検討も必要である.本稿ではカプセル内視鏡,ダブルバルーン内視鏡,および従来の検査法を用いた小腸出血性疾患の診断手順および各検査の診断能を当院の検査結果を用いて解説する.

参考文献

1) Iddan G, Meron G, Glukhovsky A, et al. Wireless capsule endoscopy. Nature 405:417, 2000
2) Yamamoto H, Sekine Y, Sato Y, et al. Total enteroscopy with a nonsurgical steerable double-balloon method. Gastrointest Endosc 53:216-220, 2001
3) Ohmiya N, Yano T, Yamamoto H, et al. Diagnosis and treatment of obscure gastrointestinal bleeding at double balloon endoscopy. Gastrointest Endosc 66:S72-77, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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