icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸43巻8号

2008年07月発行

今月の主題 胃癌に対する内視鏡スクリーニングの現状と将来

主題

胃癌に対する内視鏡スクリーニング―私はこうしている

著者: 川口実1

所属機関: 1国際医療福祉大学熱海病院内科

ページ範囲:P.1216 - P.1217

文献概要

撮影順序

 初めて内視鏡を握ったのはGT-VaIIである.この機種は真の意味の"胃カメラ"であり,Helicobacter pylori感染観察機能がないため,胃内をくまなく撮影するには決まった順序で撮影する必要があった.

 撮影はまず空気を十分入れ,胃角小彎から撮影を開始し,胃角小彎―胃角前壁―胃角後壁と撮影し,順に幽門前部まで進め,その後徐々に引き抜き,胃体上部まで引き抜いたところで反転し,胃体上部から胃体中部―胃体下部と反転撮影を行い終了する.

参考文献

1)八尾建史,頼岡誠,高木靖寛,他.胃粘膜の拡大観察 ―微小血管構築像を指標とした分化型早期胃癌の境界診断.胃と腸 38:1687-1700, 2003
2) Hiki N, Yamaguchi H, Kaminishi M. Peppermint oil reduces gut spasm during gastrointestinal endoscopy. Digestive Endoscopy 19:A7, 2007
3)細川治,服部昌和,武田孝之.胃がん拾い上げにおける内視鏡検査の精度.日消集検誌 42:33-39, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら