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文献詳細

雑誌文献

胃と腸44巻11号

2009年10月発行

今月の主題 食道小扁平上皮癌の診断

主題

食道小扁平上皮癌の深達度診断―超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography;EUS)

著者: 村田洋子1

所属機関: 1ムラタクリニック

ページ範囲:P.1723 - P.1734

文献概要

要旨 超音波内視鏡(EUS)は細径プローブによる直視下に腫瘍を確認,流水下で行う.T1a-EPは内視鏡,拡大内視鏡所見を優先する.T1a-LPMはEUSで正確に診断できるため,迷った場合は,第4層の低エコー層(粘膜筋板)を描出し,これを基準として診断する.T1a-MM~SM1もEUSは有用である.SM2は内視鏡による表面からの診断に限界があるため,EUSの判定は正確で,特にSM3との鑑別に有用である.

参考文献

1)Murata Y, Suzuki S, Ohta M, et al. Small ultrasonic probes for determination of the depth of superficial esophageal cancer. Gastrointest Endosc 44 : 23-28, 1996
2)村田洋子.消化管癌の深達度診断─食道(ラジアル).竹本忠良,山中桓夫,相部剛(編).内視鏡下超音波断層法.医学図書出版,pp 461-463,1997
3)村田洋子,井手博子.超音波内視鏡(EUS)診断の実際─EUSにより確定診断に至った食道癌治療例 : 超音波ガイド生検の有用性.消臨 10 : 207-210, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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