はじめに
最近の形態診断学の進歩は著しい.そして現在,発見された胃癌のうち,早期胃癌の割合は飛躍的に増えている.拡大内視鏡の普及,NBI(narrow band imaging),経鼻内視鏡,蛍光や酢酸・インジゴカルミンなどによる内視鏡の研究など,検査方法は広がり,精度も高まった.拡大内視鏡の普及,NBI,経鼻内視鏡,蛍光内視鏡の研究などが挙げられ,MDCT(multidetector-row CT)によるバーチャル画像表示法の進歩もある.一方,Helicobacter pylori(HP)と胃癌との関係も判明し,免疫組織の深化,遺伝子学的な病理診断も深まりつつある.
これらの基本にあるのは,形態診断学と言えよう.そこで私がこれまでに恩師や先輩の先生方から受けた形態診断学の教えを紹介し,その原点について述べることも,私の責務であろうと思う.私見も多いが,診断学に従事している,またこれから診断学の道に入ろうとしている若い先生方に,少しでも役に立てれば幸いである.
雑誌目次
胃と腸44巻4号
2009年04月発行
雑誌目次
特集 早期胃癌2009
序説
早期胃癌と先達者から学んだ形態学の意義
著者: 牛尾恭輔
ページ範囲:P.450 - P.454
主題 1.早期胃癌診断の現状
早期胃癌診断の現状
著者: 細川治 , 清水昌毅 , 海崎泰治 , 宮永太門 , 浅海吉傑 , 伊部直之 , 服部昌和 , 道傳研司 , 林田有市 , 平沼知加志
ページ範囲:P.455 - P.464
要旨 届け出精度の高い福井県がん登録でみると,胃癌罹患数に変動はないが,年齢調整罹患率は19年間で2/3まで減少した.早期癌比率が48%に達し,特にM癌比率が2倍となったため,5年相対生存率は15年間に約10%上昇した.県内胃癌患者の1/4を診療している当院の早期癌比率は70%を超え,3,753例に達した.平均年齢は66.4歳に上昇し,症状を呈して診断されたものは半減し,任意型検診発見例が56%に達した.早期癌拾い上げ検査として内視鏡が大半となり, 2000年以降には内視鏡切除が38%に実施された.胃上部癌の比率が3倍となり,陥凹型が増加し,複合型が半減した.M癌比率が増加し,平均癌巣径が小さくなり, 組織型ではtub1が半数を超えた.このように早期癌診断能は向上しているが,生検病理診断を基準として内視鏡観察診断を評価すると,偽陰性率32%,陽性反応適中度52%であり,いまだ満足できる内容ではない.
2.早期胃癌の時代的変遷
早期胃癌の時代的変遷
著者: 草野央 , 下田忠和 , 谷口浩和 , 片井均 , 小田一郎 , 後藤田卓志
ページ範囲:P.465 - P.471
要旨 当院開設以来1962~2005年の切除早期胃癌について解析を行った.1990年以降早期胃癌の割合が著明に増加し,これに伴って内視鏡治療件数も増加していた.さらに,年代とともに粘膜内癌の割合の増加,平均腫瘍径の縮小を認め,わが国が取り組んできた胃癌の診断学および治療学の進歩が大きく寄与しているものと考えられた.一方,早期胃癌患者の高齢化が認められ,高齢者におけるHelicobacter pylori(HP)感染率の高さと平均余命の伸びが早期胃癌の高齢化に結びついているものと考えられた.今後はHP感染率の低下や生活環境の欧米化に伴い,胃癌の口側への移動が予測される.このことを早期胃癌の診断および治療に生かしていく必要があると考える.
3.早期胃癌の病理
1)生検材料の取り扱いと病理診断に際しての留意点
著者: 工藤康之 , 原精一 , 赤坂治枝 , 神寛之 , 大橋大成 , 佐藤冬樹 , 楠美智巳 , 福田眞作 , 鬼島宏
ページ範囲:P.472 - P.478
要旨 現在,早期胃癌の治療においてESD(endoscopic submucosal dissection)やEMR(endoscopic mucosal resection)の手技が一般化してきている.それに伴い早期胃癌の内視鏡診断の重要性が増してきている.また生検は癌の診断のほかに,negative biopsyを施行して癌の範囲を確定させることで,ESD, EMRの適応か否かの鑑別の一助となっている.しかし,生検においては時折,標本の取り違いや,標本作製の不備などにより,時としてインシデントやアクシデントが起こりうるという現実がある.そのようなことを起こさないようにするためにも病理診断においては,日頃からの内視鏡医と病理医の連携が大切であり,内視鏡医は病理診断について,病理医は内視鏡診断についての知識が必要である.ここでは,一般的な生検材料の取り扱いから,病理診断までの流れ,生検に際し注意すべきこと,また早期胃癌の診断,治療の際に必要となる生検の基礎的な知識などについて症例を交えながら初歩的なことを中心に簡単に述べることとする.
2)組織型
著者: 大倉康男 , 守永広征
ページ範囲:P.479 - P.485
要旨 早期胃癌の組織型について検討した.早期胃癌には高分化型および中分化型管状腺癌,印環細胞癌が多くを占める.M癌では高分化型管状腺癌が半数を占め,次いで印環細胞癌が多い.SM癌では中分化型管状腺癌や非充実型低分化腺癌の割合が相対的に増加を示した.組織型の多様性についてみると,微小癌の大部分が単一型であるが,小胃癌では混合型が30.8%にみられた.また,20mmまでのSM癌では70.8%が混在型であった.組織型診断の問題点を頻度の高い管状腺癌と印環細胞癌について述べたが,低異型度の高分化型管状腺癌が日常診断で特に問題になると思われた.さらに,分化型・未分化型の二分類について概説した.
3)早期胃癌における形質発現分類の基礎的・臨床病理学的意義
著者: 九嶋亮治 , 松原亜季子 , 竹村しづき , 馬場正道 , 服部隆則 , 下田忠和
ページ範囲:P.486 - P.498
要旨 胃癌は臨床病理学的な観点から,分化型癌と未分化型癌に分類され,遺伝子経路の違いも報告されてきた.特に前者はHelicobacter pyloriが再発見される以前から,慢性萎縮性胃炎と腸上皮化生を経て発生すると信じられ,intestinal-type carcinomaとも称されてきた.一方,粘液組織化学,さらにMUC遺伝子の発見と免疫組織化学の進展などを踏まえて,胃癌を形質発現の観点から再検討する試みがなされてきた.この流れに沿って,胃型高分化型癌とその対極をなす低異型度完全腸型分化型癌が市民権を得るようになり,体部腺・固有腺型の胃癌の報告もされるようになった.また,形質発現の研究によって,腺腫と良悪性境界病変,印環細胞癌の層構造や食道胃接合部癌などの理解が深まり,胃癌の臨床的診断や治療とのかかわりも深くなってきた.本稿では,早期胃癌における形質発現分類の基礎的・臨床病理学的意義について,これまでの歴史と最近の知見を概説する.
4)早期胃癌のリンパ節転移
著者: 上之園芳一 , 愛甲孝 , 柳田茂寛 , 有上貴明 , 中条哲浩 , 石神純也 , 夏越祥次
ページ範囲:P.499 - P.505
要旨 早期胃癌に対する治療法は,内視鏡治療や縮小手術,腹腔鏡治療などの進歩により多彩となってきたが,リンパ節転移の診断に関する知見は,その治療法の選択や安全性において最も重要な指針の1つである.リンパ節転移は,早期胃癌においても頻度が低くないことから,安易なリンパ節郭清の省略や縮小は,再発の危険性を伴う.また,臨床的意義については議論のあるところであるが,現段階では微小転移の存在も無視できない.早期胃癌におけるsentinel nodeの術中迅速診断を,安全性の担保とした縮小手術も行われつつある昨今,微小転移も含めたさらに正確な病理診断が求められている.
4.早期胃癌の肉眼型─決め方・考え方とその典型像
1)0 I型,0 IIa型
著者: 中原慶太 , 渡辺靖友 , 田宮芳孝 , 芹川習 , 米湊健 , 松尾健 , 河野弘志 , 鶴田修 , 佐田通夫 , 孝富士喜久雄 , 秋葉純 , 立石秀夫 , 前川進
ページ範囲:P.507 - P.521
要旨 早期胃癌の肉眼型亜分類のうち0 I型と0 IIa型の違いは隆起の高さである.胃癌取扱い規約にしたがい,組織学的な隆起の高さが正常胃粘膜の2倍以内のものを0 IIa型,それを超えるものを0 I型と判定する.隆起主体の癌の組織型は,そのほとんどが腺管形成能を有する分化型癌である.臨床診断のポイントは,隆起の形・輪郭,辺縁・境界,基部の形状,丈の高さ,表面性状,色調である.臨床病理学的特徴として,0 IIa型はtub1-tub2 ,0 I型はtub1-papが多く,0 I型ではSM浸潤やリンパ節転移の点で注意が必要である.このような点を踏まえ,精度の高い胃X線・内視鏡検査を駆使し,適切な診断・治療を行う.
2)0 IIc型,0 III型
著者: 丸山保彦 , 景岡正信 , 永田健 , 大畠昭彦 , 野田裕児 , 三輪一太 , 池谷賢太郎 , 佐藤慎祐 , 甲田賢治 , 渡辺文利
ページ範囲:P.522 - P.532
要旨 0 IIc病変はわずかなびらん,または粘膜の浅い陥凹が認められるものと定義され,① 陥凹面,② 陥凹境界線,③ 辺縁の観察を詳細に行うことで診断される.分化型胃癌は,① 陥凹底は比較的平滑~胃小区模様がみられ,顆粒像は少数で発赤調,② 陥凹境界線は不明瞭でなだらかな陥凹,③ 陥凹の辺縁隆起が特徴である.未分化型胃癌は,① 陥凹底は無構造~不整凹凸,褪色調,陥凹内部インゼル,② 陥凹境界線は明瞭で断崖状,③ 陥凹辺縁はM癌では辺縁隆起を来すことはない,という特徴をもつ.0 III型は明らかに深い陥凹を有するもので,悪性サイクルのある時点で短期的にみられ,不整な潰瘍辺縁,辺縁に存在する0IIc成分を発見することがポイントである.
3)0 IIb型
著者: 米湊健 , 渕上忠彦 , 川崎啓祐 , 小林広幸 , 堺勇二 , 蔵原晃一 , 石橋英樹 , 船田摩央 , 青見賢明 , 松本由華 , 大城由美
ページ範囲:P.533 - P.540
要旨 IIb型早期胃癌はその定義と頻度の低さから臨床的には診断困難な癌とされている. 胃癌取扱い規約では,IIb(表面平坦型)を正常粘膜にみられる凹凸を超えるほどの隆起・陥凹が認められないものと定義し,臨床所見,手術所見,病理所見の3者をそれぞれの時期に判定して,総合所見により記載するものとしている.しかし,どの時期を有意にとって最終的に総合所見とすればよいのかという記載がなく,臨床重視の立場,病理重視の立場,総合的な立場から,それぞれの定義が提唱されており,混乱の原因となっている.提示した2症例ともに通常内視鏡検査が発見の契機となっており,引き続き行った色素内視鏡検査,NBI拡大内視鏡検査で病変が明瞭となっている.臨床の立場からは,X線検査では病変の描出は撮影された二重造影像の質に左右されること,内視鏡切除例が増えていること,固定の方法にも問題があると思われることから,IIb型の肉眼分類は内視鏡検査で判定すると取り決めれば,混乱は少なくなるものと思われる.
4)複合型
著者: 芳野純治 , 乾和郎 , 若林貴夫 , 小林隆 , 渡邉真也 , 木村行雄 , 小坂俊仁 , 磯部祥 , 友松雄一郎
ページ範囲:P.541 - P.551
要旨 早期胃癌の肉眼型での複合型は基本型が複合した病変に対して用いられる.胃癌取扱い規約ではより広い病変から順に「+」記号でつないで記載することが決められている.しかし,肉眼型にはそれが用いられるようになった経緯があり,解釈に差がみられることがある.特に複合型の0 IIa+IIc型,0 IIc+IIa型について顕著である.すなわち,0 IIa+IIc型では0IIa部分が0 IIc部分を環状に取り巻いているという形態的な特徴を重視する考えがある.また,0 IIc+IIa型では病変の一部に潰瘍を伴う0 IIc型の癌があり,ほかの部,特に0 IIcの周辺に0 IIa型がみられる肉眼型を呈する例に対して用いるという考えがある.
5)表層拡大型
著者: 入口陽介 , 小田丈二 , 水谷勝 , 大野康寛 , 高柳聡 , 冨野泰弘 , 岸大輔 , 板橋浩一 , 大村秀俊 , 篠原知明 , 藤崎聡 , 山田耕三 , 山村彰彦 , 中村尚志 , 細井董三
ページ範囲:P.553 - P.562
要旨 過去19年間に,当センターで経験した表層拡大型早期胃癌69例を対象として,臨床病理組織学的特徴について検討した.男性37例,女性32例,平均年齢64.2歳,平均腫瘍長径8.8cm,占居部位は,M領域44例,小彎41例に最も多かった.肉眼型は,陥凹型49例,隆起型20例で,0 IIb進展を31例(44.9%)に認め,境界診断が病変の口側小彎で困難な症例が多かった.組織型は,混在型40例,分化型17例,未分化型12例の順に多く,SM浸潤率は44.9%で,リンパ節転移を20.3%(14例)と高率に認めたが,そのうち混在型が13例を占めていた.混在型のSM癌についてみると,68.4%にリンパ節転移を認めていた.以上より,表層拡大型早期胃癌は,占居部位ではM領域,小彎を中心に発育するものが多く.小彎口側の境界診断が困難な特徴を有する.組織型では混在型が多く,そのうちのSM癌は,高率にリンパ節転移を来すため,治療法選択において十分に注意する必要がある.
5.早期胃癌の画像診断 1)スクリーニング検査の方法と精度
(1)X線検査
著者: 長浜隆司 , 中島寛隆 , 山本栄篤 , 吉田操
ページ範囲:P.563 - P.570
要旨 2001年に発行された新・胃X線撮影法(間接・直接)ガイドラインに準じて,現在対策型検診で行われている間接X線について高濃度低粘性バリウムを使用した8枚法と,人間ドックなどの任意型検診で行われている直接X線のスクリーニング検査方法をそれぞれ概説する.X線の精度は画像精度と診断精度の両面から考慮する必要があり,画像精度については統一された撮影法と画像評価法の確立が必要であり,診断精度については死亡率を指標とした多施設による検討と同時に正確な癌登録をもとにした後ろ向き研究や,偽陰性例を中心としたX線診断精度の研究,検討を行う必要がある.
(2)通常内視鏡検査
著者: 萩原武 , 今村哲理 , 中野渡正行 , 星野拓磨 , 吉田英敏 , 乙黒雄平 , 下立雄一 , 寺門洋平 , 鈴木肇 , 小川秀久 , 西岡均 , 小澤広 , 前田聡 , 黒河聖 , 本谷聡
ページ範囲:P.571 - P.581
要旨 上部消化管内視鏡検査は,胃癌の発見診断の第一選択として広く臨床にて行われているが,患者にとっては苦痛を伴う検査である.また広い胃の中で内視鏡が観察困難な部位にある病変は発見が容易ではなく,観察困難になりやすい部位を念頭に置き,丁寧に観察する必要がある.また,術者が異常所見を異常と認識しないと病変として認識できないため,どのような所見が異常であるか癌の所見の解析と所見の蓄積が内視鏡医には必要である.内視鏡検査はこのような検査の特性を考慮して行わないと容易に偽陰性を発生させてしまう検査であり,内視鏡医は,内視鏡検査が患者にとって楽で,偽陰性を発生させないように修練していく必要がある.
(3)経鼻内視鏡検査
著者: 安田貢 , 尾立磨琴 , 青木利佳 , 曽我部正弘 , 美馬秀俊 , 鹿児島彰 , 井上博之 , 鳥巣隆資 , 山ノ井昭
ページ範囲:P.582 - P.591
要旨 経鼻内視鏡は,被検者の苦痛が少なく,検査中の循環動態や酸素飽和度が安定しているという利点を有するが,挿入時の鼻腔痛や画質と操作性が通常径内視鏡より劣るという欠点も併せもっている.そのため,スクリーニング検査といえども,その適応は慎重に決定する必要がある.また,癌の見逃しを防ぐには,前処置の工夫や,熟達した内視鏡医による丹念な観察が求められる.今後は,偽陰性癌の検討など,経鼻内視鏡検査の診断精度評価が急務である.
2)深達度診断のための精密検査
(1)X線検査
著者: 杉野吉則 , 中村祐二朗 , 和田則仁 , 才川義朗 , 北川雄光 , 日比紀文 , 今枝博之 , 向井萬起男
ページ範囲:P.593 - P.607
要旨 過去3年間に慶應義塾大学病院で外科的あるいは内視鏡的に切除された胃癌症例508例554病変〔M癌243病変,SM癌162病変(SM1 43病変,SM2 119病変),MP以深癌149病変〕のX線による深達度診断を検討した.それぞれの正診率はM 91.3%,SM 79.3%,MP以深 89.9%で,術前にSM1とX線的に診断した症例はなかった.早期胃癌の8割を占める陥凹型のSM以深への浸潤は,胃壁の肥厚,伸展不良および壁硬化が参考になった.X線でこれらの所見を表わす方法として,二重造影法では病変部における造影剤の厚さを変えることによって肥厚部の厚さや輪郭を表わすと同時に,肥厚部の表面や辺縁の性状を描出して,その肥厚が粘膜の増殖によるものか粘膜下の肥厚かを鑑別すること,圧迫法では圧迫の強さを変えることによって,肥厚部の性状とともに硬さを知ることが正確な診断につながると考えられた.X線で深達度診断を的確に行うためには,二重造影法および圧迫法を駆使するとともに,どのような所見を表わすかという目的意識を持って検査にのぞむことが重要と思われた.
(2)内視鏡検査
著者: 藤崎順子 , 吉本和仁 , 平澤俊明 , 山本頼正 , 石山晃世志 , 土田知宏 , 星野惠津夫 , 高橋寛 , 五十嵐正広
ページ範囲:P.608 - P.622
要旨 通常内視鏡検査における深達度診断はインジゴカルミンによる色素内視鏡を併用し,肉眼型,病変の大きさ,表面性状,辺縁の性状,癌の厚みについて観察して診断する.胃内の空気量を変化させることも正診率を上げることに有用である.隆起型では病変の大きさが重要な因子である.切除標本からの検討ではI型では20mm以下で約70%がM癌,30mm以下では半数がSM癌であった.また有茎性のものはM癌である.IIa型では20mm以下では85%がM癌であるが,51mm以上では半数がSM癌であり,ESDを適応拡大していくうえで重要である.IIa+IIc型では20mm以下でもSM癌率が高く,未分化型では91%がSM癌であった.IIc型では20mm以上では組織型にかかわらず,M,SM癌率は同等で,表面性状,辺縁の変化などを観察し,診断していく必要がある.IIc型でUL(-)では,SM癌の特徴として,陥凹が深く,陥凹内粗大隆起,台地状隆起,粘膜下膨隆が挙げられる.陥凹内隆起は再生結節,取り残し粘膜などの所見と鑑別する必要がある.IIc型でUL(+)ではひだの癒合,太まりがSM癌の重要な所見である.
(3)超音波内視鏡による早期胃癌の深達度診断
著者: 長南明道 , 三島利之 , 三宅直人 , 石橋潤一 , 中堀昌人 , 松田知己 , 高林広明 , 羽根田晃 , 濱本英剛 , 水野浩志 , 宮下祐介 , 李仁 , 望月福治
ページ範囲:P.623 - P.635
要旨 早期胃癌の超音波内視鏡による深達度診断について,代表的な3分類(芳野・中村分類,木田分類,長南分類)を中心に述べた.病巣内に潰瘍性線維化巣を伴わないUL(-)早期胃癌では,第3層以深に変化を認めないものをM癌,第3層の画然とした破壊を認めるものはSM癌と診断する.病巣内に潰瘍性線維化巣を伴うUL(+)早期胃癌では,第3層先端が胃内腔側に滑らかに収束し,UL-II,III,IVの潰瘍,あるいは潰瘍瘢痕と同様のEUS像を示すものをM癌と診断する.一方,SM癌の診断は,先細り状に収束する第3層先端が画然と断裂するものをSM癌と診断する者,胃壁の肥厚をもってSM癌と診断する者など報告者によって異なっているのが現状である.
3)範囲診断のための精密検査
(1)ESDの術前検診:内視鏡診断に対する精密X線検査の位置づけ
著者: 長浜孝 , 高木靖寛 , 槙信一朗 , 武市昌郎 , 八尾建史 , 松井敏幸 , 田邉寛 , 西俣伸亮 , 岩下明徳
ページ範囲:P.637 - P.649
要旨 ESDの術前検査におけるX線精密検査の意義は,浸潤範囲診断,深達度診断,Ul深度の推定,さらに同時性多発病変の拾い上げである.特に浸潤範囲診断においては内視鏡的に観察困難な領域や,表層拡大型を代表とする大きな病変に対し,全体像の把握と腫瘍径の測定に有用である.残胃癌においては病変と縫合線との位置関係も客観的に把握できる.また,結果的適応外病変における追加手術の術式決定のために必須と考える.一方,内視鏡的に浸潤境界が不明瞭となる病理組織学的要因を備えた0 IIb,類似0 IIb,あるいはこれらを随伴する病変などに対してもX線検査がその範囲決定に役立ち,マーキングに際し一指標となることがある.実際には淡い陰影斑,非癌粘膜と癌粘膜の微細な形状の差や,わずかなバリウム付着異常から診断しなければならず,より良質の画像を撮影する技術と読影力の修練が必要である.X線検査による浸潤範囲診断をマーキングに反映させるには,内視鏡,X線検査後にたえず両者を対比させ,内視鏡的浸潤範囲診断の妥当性を組織構築を考慮しながら確認する作業が必要となる.盲目的な拡大内視鏡検査や4点生検よりも,問題点を絞り込むことでより正確で効率的な浸潤範囲診断が可能となる.
(2)通常内視鏡検査
著者: 吉永繁高 , 後藤田卓志 , 小田一郎 , 斎藤豊 , 松田尚久 , 中島健 , 桐山真典 , 草野央 , 鈴木晴久 , 平島哲朗 , 谷口浩和 , 下田忠和
ページ範囲:P.650 - P.662
要旨 当院における通常内視鏡,およびインジゴカルミンを用いた色素撒布後の内視鏡による早期胃癌の範囲診断能,および診断を困難にさせる因子について検討した.全385病変を検討し,通常内視鏡で境界明瞭と判断したものは72.2%,色素撒布後の内視鏡では92.2%であった.最終的に正確な範囲診断が可能であったものは78.4%で,その範囲診断を誤らせる因子として“病変長径31mm以上”,“主な組織型が未分化型”,“粘膜表層に分化型優位の混在あり”,“潰瘍瘢痕あり”,“0 IIb成分あり”が統計学的に有意であった.このような病変に対しては通常内視鏡だけでは限界がありAIMやNBIなどを活用した確実な範囲診断が不可欠であると考える.
(3)拡大内視鏡検査─NBI併用拡大内視鏡と“化学的”内視鏡診断
著者: 八木一芳 , 佐藤聡史 , 中村厚夫 , 関根厚雄
ページ範囲:P.663 - P.674
要旨 NBI併用拡大観察での分化型粘膜内癌の範囲診断は血管patternと粘膜模様を形成するwhite zoneから行う.血管patternはmesh patternとloop patternに大きく分類できたが,mesh patternではwhite zoneから成る粘膜模様の消失と網目模様血管の出現,loop patternではwhite zoneから成る粘膜模様の小型不整化,粘膜模様内の不整な血管の出現,white zoneの融合から癌を認識できた.また酢酸,酢酸・インジゴカルミンを併用した方法を“化学的”色素法とした.酢酸では癌部の白色化が早期消失し,癌部は発赤,非癌部は白色のコントラストで観察された.酢酸・インジゴカルミンでは非癌部にはインジゴカルミンが付着するが癌部には付着せず,そのコントラストから癌の範囲診断が可能であった.
6.早期胃癌の治療
1)治療法選択の考え方
著者: 浜田勉
ページ範囲:P.675 - P.679
要旨 早期胃癌の外科的手術と内視鏡的治療の治療法選択の臨床的な考え方を述べた.近年の治療法はEMRからESDへの内視鏡的治療の開発と腹腔鏡補助下幽門側胃切除術などの外科的治療法の変化により低侵襲な治療がもたらされている.内視鏡的治療選択へのステップとして ① 組織型が分化型であること, ② 深達度を決めること,が挙げられる.分化型癌については,まず,大きさより深達度が重要で,形態診断によりMの癌を適応とし,SM2の癌では外科的手術を選択する.次にM癌の大きさを決め,技術的にまた部位的に内視鏡的治療が可能かどうかを判定する.表層拡大型や噴門部にあるものなどは外科的手術が必要となる.内視鏡的治療では一括切除が原則で,EMRでは小さい癌に限定されるため,ESDが一般的に選択されることが多い.新しい治療法の場合,パターナリズムにより治療法が選択されることがないようインフォームドコンセントの重要性を強調した.
2)EMR
著者: 多田正弘 , 藤野喜理子 , 石窪力 , 有馬美和子
ページ範囲:P.680 - P.685
要旨 内視鏡的粘膜切除術(EMR)は,内視鏡で診断された小さな胃癌病変に対して,できるだけ少ない身体的負担で治療することを目的に開発された内視鏡的治療法である.このEMRによる早期胃癌に対する治療は,治療時間が短く,治療による負担が軽く,穿孔などの偶発症が少ない.一方,切除される範囲に限界があるため,一定の頻度で遺残再発がみられることが,この治療法の欠点である.しかし,この遺残再発は追加の内視鏡治療で根治することが明らかになっている.内視鏡治療の適応症例においてEMRであれ,ESDであれ,その治療効果に差はなく根治効果が得られることが証明されている.
3)ESDによる早期胃癌の治療
著者: 小山恒男 , 高橋亜紀子 , 北村陽子 , 友利彰寿 , 堀田欣一 , 宮田佳典
ページ範囲:P.686 - P.693
要旨 ESDは占居部位,形,大きさにかかわらず一括切除が可能な優れた内視鏡治療手技であるが,適応拡大病変に対するESDの安全性,長期予後は不明であった.本稿では第75回日本消化器内視鏡学会総会シンポジウム「早期胃癌適応拡大病変に対するESDの現状と問題点」にて集計された,予後把握率90%を超えた12施設のデータを元に適応拡大病変に対するESDの治療成績を検討した.適応内群9,033例,適応拡大分化型群4,207例,適応拡大未分化型群256例で,一括完全切除率はそれぞれ94.5%,86.4%,90.9%,現病死は0.01%(1/9,033例),0.02%(1/4,207例),0.4%(1/256)であり,各群間に優位差はなかった.これらはいずれもレトロスペクティブな検討だが,予後捕捉率90%以上の多施設からのデータ集計であり,現時点で胃癌に対するESDの適応拡大基準は妥当と思われた.
4)腹腔鏡下胃切除手術
著者: 稲葉一樹 , 谷口桂三 , 礒垣淳 , 金谷誠一郎 , 櫻井洋一 , 宇山一朗
ページ範囲:P.694 - P.699
要旨 近年,低侵襲の重要性がうたわれ,様々な施設で腹腔鏡下胃切除手術の症例数増加が進んでいる状況にある.2004年版の胃癌治療ガイドラインでは,早期胃癌に対する腹腔鏡下手術はStage IBまでを臨床研究として認められた.Kitanoらによる専門施設を中心としたmulti center studyで,早期胃癌の腹腔鏡下胃切除手術の短期長期成績とその有効性が2007年に報告された.JCOGの臨床試験(0703)の第2相試験が始まっているが,その結果によっては,早期胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除手術は近い将来,臨床研究段階から日常診療の標準治療になる可能性がある.今後は,適切なRCTを進め,臨床結果に基づいたガイドラインが作成され,普遍的手術となりうる教育システムの構築が必要である.
5)開腹手術
著者: 田中則光 , 片井均 , 谷口浩和 , 阪眞 , 森田信司 , 深川剛生 , 下田忠和
ページ範囲:P.700 - P.706
要旨 早期胃癌手術は,D2リンパ節郭清が標準術式とされてきた.しかし,リンパ節転移を来す早期胃癌の臨床病理学的特徴が明らかとなり,近年内視鏡的治療を含めた縮小手術が導入されてきている.縮小手術とは,胃切除範囲・リンパ節郭清範囲の縮小・機能温存が挙げられるが,根治性を保つには原発巣の完全切除とリンパ節転移のコントロールが重要である.当院でのガイドラインにおける縮小手術の導入状況とその根拠を示した.ESD導入後,手術症例の母集団はリンパ節転移陽性率の高い症例が多く占める傾向が示されたが,その治療成績は,ESD導入前と比較し同様であった.以上より,現在行われている早期胃癌に対する治療法は妥当であると考えている.
6)内視鏡治療後の遺残・再発病変に対する治療
著者: 布袋屋修 , 山下聡 , 菊池大輔 , 中村仁紀 , 平野直樹 , 落合康利 , 黒木優一郎 , 三谷年史 , 飯塚敏郎 , 宮田義史 , 橋本光代 , 矢作直久
ページ範囲:P.707 - P.717
要旨 内視鏡治療後の遺残再発病変は,適切なフォローアップがなされている限り粘膜内病変で発見され,局所コントロールでレスキュー治療が可能である.EMR後の遺残再発病変に対してはESDによる再切除が有用であり,外科的切除を要するケースは少ない.一方,ESD後の遺残再発病変に対する再ESDは極めて困難であるため,遺残再発を来さないことが重要である.そのためにはより安全で確実なESD手技の工夫と術前範囲診断能の向上が必要であるが,術前生検によるリスクの絞り込みや不完全切除後の可及的速やかな追加ESDなどによる予防対策も有用である.
7)当科における早期胃癌治療後のサーベイランス
著者: 竹内弘久 , 阿部展次 , 柳田修 , 正木忠彦 , 森俊幸 , 杉山政則 , 跡見裕
ページ範囲:P.718 - P.722
要旨 早期胃癌治療症例を手術例(開腹・腹腔鏡胃切除)と内視鏡的切除例(EMR,ESD)に分け,各々の治療成績から鑑みた適切な治療後サーベイランスについて考察した.手術例における再発率は0.6~4%と低く,全例における術後サーベイランスの意義は不明である.しかし,少なからず転移再発を来す症例も存在することから,再発高危険群に対しては,術後3年間程度の比較的タイト(3~6か月に1度)なサーベイランスを計画すべきだと考えられる.また,1~3%の頻度で発生する残胃癌の早期発見のために,1~2年に1回程度の内視鏡検査は可能な限り続けていく必要がある.一方,内視鏡的切除例では,その適応を越えない限り転移再発の可能性はほとんどなく,転移再発検索を目的とした術後サーベイランスは必要ない.しかし,適応を拡大して内視鏡的切除が行われた症例に関しては,現時点では長期成績の報告も少なく,慎重なフォローを要するだろう.完全切除が行われたESD症例では,絶対適応病変あるいは適応拡大病変のいかんにかかわらず,遺残再発のリスクはほとんどなく,遺残再発検索のための内視鏡検査は年1回で十分とする考えも妥当である.しかし,EMRやESDの不完全切除例では3年以内の遺残再発率が高く,この期間は比較的タイト(3~6か月に1度)な内視鏡検査を要する.また,異時性多発癌の発生を考慮した内視鏡サーベイランスも長期的に必要である.
7.特殊な成り立ちの早期胃癌
1)Epstein-Barr virus関連胃癌
著者: 牛久哲男 , 篠崎綾 , 深山正久
ページ範囲:P.723 - P.729
要旨 EBV関連胃癌はEBVに感染した上皮細胞がモノクローナルに増殖した腫瘍で,胃癌全体の約10%を占め,際立った臨床病理学的特徴を有する.一般の胃癌に比べ男性に多く,やや若年に発生する傾向があり,胃の近位側に好発する.内視鏡像では0 IIc型主体の例が多い.組織型はtub2(66%)ないしpor1(21%)と診断されることが多いが,特異的な組織パターンとしてlace patternとリンパ球浸潤癌が知られている.前者は粘膜内でみられることが多く,後者は粘膜下層浸潤部で認められ,結節状増殖を示す.粘液形質は特徴的に無形質か胃型形質を示す.予後良好な傾向があり,早期癌でのリンパ節転移はまれである.
2)内分泌細胞癌
著者: 海崎泰治 , 細川治 , 宮永太門 , 浅海吉傑
ページ範囲:P.730 - P.734
要旨 胃内分泌細胞癌は,高異型度の腫瘍性内分泌細胞から構成される腫瘍で,急速に発育して早期より脈管侵襲と転移を来す予後不良の高悪性度癌であり,低異型度で低悪性度のcarcinoidとは対極に位置づけられる.胃内分泌細胞癌の生物学的態度以外の臨床像は,通常の腺癌とほぼ同様の特徴を示すが,肉眼型では進行癌が粘膜下腫瘍の要素を有する2型が多く,早期癌では通常の腺癌と同様IIc型が多い.発生機序は,腫瘍の一部に管状腺癌成分を伴うことが多く,腫瘍の粘液形質の特徴を含め,腸型または胃腸型の粘液形質を有する管状腺癌から腫瘍性内分泌細胞への脱分化を起こすことが主な経路と考えられている.
3)粘膜下囊胞由来の癌
著者: 竹内学 , 小林正明 , 味岡洋一 , 佐藤祐一 , 成澤林太郎 , 青柳豊
ページ範囲:P.736 - P.743
要旨 粘膜下囊胞由来の胃癌はU・M領域に多く認められ,肉眼型はbridging foldを有するSMTを呈することが多い.また,SMT表面には中央部からやや偏位し,不整および発赤調を呈する陥凹所見を認め,自験例では粘液を排出する大小不同の乳頭状構造が観察される開口部が存在し,この大小不同の乳頭状構造が粘膜下囊胞由来の癌の診断において重要な所見と考えられた.癌の組織型は分化型管状腺癌が多く,深達度は粘膜下層にとどまり,リンパ節転移の頻度は低かった.EUSではhyper echoicなエコー輝度を中心にモザイクパターンを呈し,内部にはecho free spaceが散見されたが,囊胞内に癌の存在を示す所見とは考えられなかった.生検診断は癌組織が開口部に露呈している場合や粘膜筋板にまで進展する症例では可能であった.
4)肝様腺癌
著者: 八尾隆史 , 瀬川由美子 , 平橋美奈子 , 恒吉正澄
ページ範囲:P.745 - P.750
要旨 肝様腺癌(hepatoid adenocarcinoma)は,肝癌類似の組織像を呈する特殊な胃癌であり,頻度は低いが高度に静脈浸潤を来し,極めて予後不良な組織型の1つである.組織学的特徴は,好酸性から淡明で豊富な細胞質を有する癌細胞が索状構造を取りながら充実性に増殖し,しばしば硝子球(hyaline globule)や細管構造(canalicular structure)がみられる.そして,免疫染色によるAFP陽性またはin situ hybridization法によるアルブミンのmRNAの検出により肝様腺癌と確定される.肝様腺癌にはAFP産生胃癌も含まれるがAFP非産生胃癌も存在し,AFP産生胃癌には肝様腺癌も含まれるが非肝様腺癌も含まれる.これらの関係は十分理解されておらず,AFP産生胃癌における肝様腺癌と非肝様腺癌の関係や,組織発生から肝様腺癌へと進展する機構の解析はいまだ不十分である.今後は組織像の詳細な評価を基礎として,それらの解析を進めていく必要がある.
5)吻合部ポリープ状肥厚性胃炎(SPHG)由来の癌
著者: 和田了
ページ範囲:P.751 - P.755
要旨 吻合部ポリープ状肥厚性胃炎(stomal polypoid hypertrophic gastritis ; SPHG)は,1976年,古賀らにより報告された吻合部残胃にみられる特殊な胃炎である.類似用語にgastritis cystica polyposa(GCP)があるが,それぞれの原著論文における病変の成り立ち論からは,残胃癌の組織発生を論じる際には,SPHGを用いたほうがよいものと考えられる.本稿では,このSPHG由来の癌について概略し,その定義・頻度についてもふれた.
ノート
1.体外式超音波検査
著者: 畠二郎 , 秋山隆 , 眞部紀明 , 今村祐志 , 鎌田智有 , 蓮尾英明 , 山下直人 , 楠裕明 , 塩谷昭子 , 濱崎周次 , 春間賢
ページ範囲:P.757 - P.761
要旨 体外式超音波による胃癌の診断についてその概略を述べた.体外式超音波を用いても高周波プローブを用いることで,ある程度病変の深達度診断は可能であり,場合によっては超音波内視鏡の代替法となりうる.また治療方針を左右するリンパ節転移そのほかのステージを判定するうえで有用であり,さらに造影超音波は腫瘍の血流評価や肝転移の鋭敏な検出法として期待される.
2.酢酸・インジゴカルミン撒布・水洗法
著者: 本庶元 , 南竜城 , 三原美香 , 福田亘 , 清水香代子 , 光本保英 , 森敬弘 , 鹿田潮 , 伊藤正 , 富岡秀夫 , 清水誠治 , 水野成人
ページ範囲:P.762 - P.766
要旨 早期胃癌に対する内視鏡治療の適応拡大に伴い,病変の側方進展範囲診断はますます重要性を増している.当院では通常の内視鏡機器を用いて,酢酸・インジゴカルミン撒布後に病変部を水洗することで,早期胃癌の側方進展範囲診断を行ってきた.この方法では腫瘍部のインジゴカルミンが水洗で除去されるのに対し,非腫瘍部のインジゴカルミンは残存するため,腫瘍の進展範囲が明瞭に描出される.酢酸・インジゴカルミン撒布・水洗法は特殊な機器を必要とせず,腫瘍進展範囲の全体像が簡便かつ明瞭に認識できる手法である.自験例では正診率が94.9%と高く,有用な手法と考えられた.
3.自家蛍光内視鏡・赤外線内視鏡
著者: 上堂文也 , 石原立 , 飯石浩康 , 河田奈都子 , 川口司 , 茶谷里佳 , 木津崇 , 井上拓也 , 玉井知英 , 鼻岡昇 , 山本幸子 , 竹内洋司 , 東野晃治 , 竜田正晴
ページ範囲:P.767 - P.775
要旨 自家蛍光内視鏡は,励起光を照射した際に消化管組織中の蛍光物質から生じる自家蛍光を,内視鏡下に捉え画像化する装置で,各種疾患ごとに異なる蛍光特性の差を,内視鏡画像上の色調差として描出することが可能である.autofluorescence imaging(AFI)videoendoscopy system画像で食道,大腸の腫瘍は緑色の背景粘膜内に紫色の領域として描出されるが,胃では背景粘膜に萎縮がない胃底腺粘膜は蛍光の減弱した赤紫~深緑色に,一方,幽門腺粘膜または萎縮粘膜は緑色に描出される.また,早期胃癌は隆起型のほとんどが紫色に,陥凹型は大半が緑色に描出される.それらを組み合わせた色調パターンをもとに早期胃癌の拡がりの診断能を評価したところ,AFIの正診率は68%で,白色光観察の36%に比べて優れた傾向にあったが,色素内視鏡の91%には劣っていた.ただ,形態や色調変化の乏しい平坦病変に対する正診率は80%と,色素内視鏡(100%)と遜色なかった.
4.FICE(flexible spectral imaging color enhancement)
著者: 吉田成人 , 毛利律生 , 田中信治
ページ範囲:P.776 - P.780
要旨 白色光を用いた画像処理により,内視鏡医が注目する波長の内視鏡画像を作製する分光内視鏡であるFICE(flexible spectral imaging color enhancement)は,optical biopsyを行うことを可能とするimage-enhanced endoscopy(IEE)の1つとして挙げられる.内視鏡医は任意の条件設定を行うことにより診断に有用な内視鏡画像を得ることが可能であり,得られた画像は遠景・中間景でも通常観察とほぼ同等の明るさを有し,病変の視認性の向上が期待される.また,拡大観察においては微小血管や粘膜微細模様の明瞭化が可能である.FICE画像は通常画像に比べて,早期胃癌と胃炎の鑑別診断や早期胃癌の境界診断などに対し,より高い精度で簡便かつ非侵襲的に行える方法として期待される.
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欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.448 - P.449
書評「ティアニー先生の診断入門」 フリーアクセス
著者: 亀井徹正
ページ範囲:P.744 - P.744
『ティアニー先生の診断入門』は卓越した臨床家であるローレンス・ティアニー先生が松村正巳先生とともに日本の研修医を対象にして書かれた診断学の入門書である.しかし,本書は通常の入門書とは一味も二味も違い,ティアニー先生ご自身の診断のプロセスを解説した極めて貴重な教科書となっている.
ティアニー先生に接した人は皆その膨大な知識量と分析力に圧倒されるが,その診断の進め方は極めてオーソドックスであり,病歴から鑑別診断をもれなく挙げ,身体所見で絞り込み,必要な検査にて確定診断に持ち込むものである.
書評「医療経済学で読み解く医療のモンダイ」 フリーアクセス
著者: 田中滋
ページ範囲:P.756 - P.756
世の中,特に医療人の間では「医療経済」を扱う議論はすべて「医療経済学」に属すると思われているのではなかろうか.本書はその違いを知るとともに,経済学の考え方を学び,専門家や官僚と医療政策論議を交わすための基礎能力を与えてくれる解説書である.
前者,つまり「医療経済論」は,医療費をめぐる論争,医療制度改革のうちファイナンスのあり方,および医療提供体制にかかわる政策論など広範な分野が当てはまる.医療経済論は,医療経済学の技法を使っても使わなくてもこの世に役立つ(役立たない)議論が可能である.ただし実際のところ,経済学の素養をもつ人たちにとっては,客観的な理論体系からは程遠く,思いつきを並べているだけとしかみえない粗雑な医療経済論が目立つことも否定できない.
編集後記 フリーアクセス
著者: 浜田勉
ページ範囲:P.782 - P.782
「早期胃癌1993」以後16年経過して,新たに「早期胃癌2009」を企画した.新旧の2つの増刊号を読み比べてみると,病理,診断,治療法のそれぞれの分野で新しい進歩が認められ,ステップアップして21世紀を迎えたことがわかる.この背景には,ファイバースコープから電子スコープへの変化,拡大やNBIなど新機能の開発,ESDによる切除標本の呈示など,内視鏡機器の進歩に負うところが大きいようだ.時代的変遷の中で,早期胃癌での発見の割合が80%にまで達し,高齢化と発生部位の口側への移動傾向や平坦型の増加があったという草野らの報告は内視鏡診断がさらに進んだことを裏打ちし,ESDや腹腔鏡手術などの低侵襲治療への道が今後ますます広がっていくだろう.
それに比べてX線画像の呈示が激減しており,時代的変化を表していると思われる.早期胃癌に対するX線の役割を今後どのように位置づけていくのか,明確な議論が必要だ.
基本情報
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今月の主題 まれな食道疾患の鑑別診断
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今月の主題 慢性胃炎を見直す
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今月の主題 大腸鋸歯状病変の取り扱い
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今月の主題 胃底腺型胃癌
50巻11号(2015年10月発行)
今月の主題 血管炎による消化管病変
50巻10号(2015年9月発行)
今月の主題 狭窄を来す大腸疾患─診断のプロセスを含めて
50巻9号(2015年8月発行)
今月の主題 食道胃接合部腺癌
50巻8号(2015年7月発行)
今月の主題 胃がん検診に未来はあるのか
50巻7号(2015年6月発行)
今月の主題 診断困難な炎症性腸疾患
50巻6号(2015年5月発行)
今月の主題 知っておきたいまれな胃疾患
50巻5号(2015年5月発行)
増刊号 早期消化管癌の深達度診断 2015
50巻4号(2015年4月発行)
今月の主題 早期大腸癌内視鏡治療後の中・長期経過
50巻3号(2015年3月発行)
今月の主題 胃癌範囲診断における拡大観察のピットフォール
50巻2号(2015年2月発行)
今月の主題 食道のびらん・潰瘍性病変
50巻1号(2015年1月発行)
今月の主題 消化管早期癌診断学の時代変遷─50年の歩みと展望
49巻13号(2014年12月発行)
今月の主題 胃の腺腫─診断と治療方針
49巻12号(2014年11月発行)
今月の主題 大腸LSTの診断と意義—拡大内視鏡を中心に
49巻11号(2014年10月発行)
今月の主題 胃癌ESD適応拡大病変の経過と予後
49巻10号(2014年9月発行)
今月の主題 colitic cancerの初期病変─遡及例の検討を含めて
49巻9号(2014年8月発行)
今月の主題 小腸潰瘍の鑑別診断
49巻8号(2014年7月発行)
今月の主題 表面型表層拡大型食道癌の診断と治療戦略
49巻7号(2014年6月発行)
今月の主題 大腸T1(SM)癌に対する内視鏡治療の適応拡大
49巻6号(2014年5月発行)
今月の主題 Helicobacter pylori陰性胃癌
49巻5号(2014年5月発行)
増刊号 消化管悪性リンパ腫2014
49巻4号(2014年4月発行)
今月の主題 虫垂病変のすべて―非腫瘍から腫瘍まで
49巻3号(2014年3月発行)
今月の主題 消化管アミロイドーシスを見直す
49巻2号(2014年2月発行)
今月の主題 日本食道学会拡大内視鏡分類
49巻1号(2014年1月発行)
今月の主題 ESD時代の早期胃癌深達度診断
48巻13号(2013年12月発行)
今月の主題 好酸球性消化管疾患の概念と取り扱い
48巻12号(2013年11月発行)
今月の主題 虚血性腸病変
48巻11号(2013年10月発行)
今月の主題 組織混在型粘膜内胃癌の診断
48巻10号(2013年9月発行)
今月の主題 小腸の悪性腫瘍
48巻9号(2013年8月発行)
今月の主題 食道表在癌治療の最先端
48巻8号(2013年7月発行)
今月の主題 非腫瘍性大腸ポリープのすべて
48巻7号(2013年6月発行)
今月の主題 消化管内分泌細胞腫瘍の診断と治療―WHO分類との対比
48巻6号(2013年5月発行)
今月の主題 微小胃癌の診断限界に迫る
48巻5号(2013年5月発行)
特集 炎症性腸疾患 2013
48巻4号(2013年4月発行)
今月の主題 カプセル内視鏡の現状と展望
48巻3号(2013年3月発行)
今月の主題 隆起型食道癌の特徴と鑑別診断
48巻2号(2013年2月発行)
今月の主題 大腸ESDの適応と実際
48巻1号(2013年1月発行)
今月の主題 潰瘍合併早期胃癌の診断と治療
47巻13号(2012年12月発行)
今月の主題 右側大腸腫瘍の臨床病理学的特徴
47巻12号(2012年11月発行)
今月の主題 高齢者消化管疾患の特徴
47巻11号(2012年10月発行)
今月の主題 Helicobacter pylori除菌後の胃癌
47巻10号(2012年9月発行)
今月の主題 難治性Crohn病の特徴と治療戦略
47巻9号(2012年8月発行)
今月の主題 食道癌の発育進展─初期浸潤の病態と診断
47巻8号(2012年7月発行)
今月の主題 胃ポリープの意義と鑑別
47巻7号(2012年6月発行)
今月の主題 大腸憩室疾患
47巻6号(2012年5月発行)
今月の主題 経鼻内視鏡によるスクリーニング
47巻5号(2012年5月発行)
特集 図説 胃と腸用語集2012
47巻4号(2012年4月発行)
今月の主題 消化管EUS診断の現状と新たな展開
47巻3号(2012年3月発行)
今月の主題 咽頭・頸部食道癌の鑑別診断
47巻2号(2012年2月発行)
今月の主題 改訂された胃生検Group分類の現状
47巻1号(2012年1月発行)
今月の主題 腸管三次元CT診断の現状
46巻13号(2011年12月発行)
今月の主題 難治性潰瘍性大腸炎─診療・治療の新たな展開
46巻12号(2011年11月発行)
今月の主題 Barrett食道癌の診断
46巻11号(2011年10月発行)
今月の主題 十二指腸の腫瘍性病変
46巻10号(2011年9月発行)
今月の主題 大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大
46巻9号(2011年8月発行)
今月の主題 若年者の胃・十二指腸病変の特徴
46巻8号(2011年7月発行)
今月の主題 食道の炎症性疾患
46巻7号(2011年6月発行)
今月の主題 腸管Behçet病と単純性潰瘍─診断と治療の進歩
46巻6号(2011年5月発行)
今月の主題 胃腫瘍の拡大内視鏡診断
46巻5号(2011年5月発行)
特集 食道表在癌2011
46巻4号(2011年4月発行)
今月の主題 大腸鋸歯状病変と癌化
46巻3号(2011年3月発行)
今月の主題 免疫不全状態における消化管病変
46巻2号(2011年2月発行)
今月の主題 NSAID起因性小腸病変
46巻1号(2011年1月発行)
今月の主題 多発胃癌─最新の知見を含めて
45巻14号(2010年12月発行)
第41巻~第45巻 総索引 2006年~2010年(平成18年~平成22年)
45巻13号(2010年12月発行)
今月の主題 遺伝性消化管疾患の特徴と長期経過
45巻12号(2010年11月発行)
今月の主題 特殊型胃癌の病理像と臨床的特徴
45巻11号(2010年10月発行)
今月の主題 大腸低分化腺癌の初期像とその進展
45巻10号(2010年9月発行)
今月の主題 Crohn病小腸病変に対する診断と治療の進歩
45巻9号(2010年8月発行)
今月の主題 食道表在癌の深達度診断
45巻8号(2010年7月発行)
今月の主題 直腸肛門部病変の鑑別診断─最新の知見を含めて
45巻7号(2010年6月発行)
今月の主題 低異型度分化型胃癌の診断
45巻6号(2010年5月発行)
今月の主題 側方発育型大腸腫瘍(laterally spreading tumor ; LST)─分類と意義
45巻5号(2010年4月発行)
特集 早期大腸癌2010
45巻4号(2010年4月発行)
今月の主題 スキルス胃癌と鑑別を要する疾患
45巻3号(2010年3月発行)
今月の主題 出血性小腸疾患─内視鏡診断・治療の最前線
45巻2号(2010年2月発行)
今月の主題 中・下咽頭表在癌の診断と治療
45巻1号(2010年1月発行)
今月の主題 早期胃癌のIIb進展範囲診断
44巻13号(2009年12月発行)
今月の主題 collagenous colitisの現況と新知見
44巻12号(2009年11月発行)
今月の主題 消化管癌の化学・放射線療法の効果判定と問題点
44巻11号(2009年10月発行)
今月の主題 食道小扁平上皮癌の診断
44巻10号(2009年9月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎の初期病変とその進展・経過
44巻9号(2009年8月発行)
今月の主題 背景粘膜からみた胃癌ハイリスクグループ
44巻8号(2009年7月発行)
今月の主題 大腸SM癌内視鏡治療の根治基準をめぐって─病理診断の問題点と予後
44巻7号(2009年6月発行)
今月の主題 食道胃接合部腺癌の診断
44巻6号(2009年5月発行)
今月の主題 小腸疾患─小病変の診断と治療の進歩
44巻5号(2009年4月発行)
今月の主題 癌や炎症と鑑別が困難な消化管悪性リンパ腫
44巻4号(2009年4月発行)
特集 早期胃癌2009
44巻3号(2009年3月発行)
今月の主題 食道扁平上皮癌に対するESDの適応と実際
44巻2号(2009年2月発行)
今月の主題 特発性腸間膜静脈硬化症(idiopathic mesenteric phlebosclerosis)―概念と臨床的取り扱い
44巻1号(2009年1月発行)
今月の主題 未分化型胃粘膜内癌のESD―適応拡大の可能性
43巻13号(2008年12月発行)
今月の主題 大腸癌の発生・発育進展
43巻12号(2008年11月発行)
今月の主題 早期胃癌発育の新たな分析─内視鏡経過例の遡及的検討から
43巻11号(2008年10月発行)
今月の主題 感染性腸炎─最近の動向と知見
43巻10号(2008年9月発行)
今月の主題 早期食道癌の診断─最近の進歩
43巻9号(2008年8月発行)
今月の主題 colitic cancer/dysplasiaの早期診断─病理組織診断の問題点も含めて
43巻8号(2008年7月発行)
今月の主題 胃癌に対する内視鏡スクリーニングの現状と将来
43巻7号(2008年6月発行)
今月の主題 消化管follicular lymphoma―診断と治療戦略
43巻6号(2008年5月発行)
今月の主題 大腸の新しい画像診断
43巻5号(2008年4月発行)
今月の主題 linitis plastica型胃癌―病態と診断・治療の最前線
43巻4号(2008年4月発行)
特集 小腸疾患2008
43巻3号(2008年3月発行)
今月の主題 まれな食道良性腫瘍および腫瘍様病変
43巻2号(2008年2月発行)
今月の主題 消化管GIST―診断・治療の新展開
43巻1号(2008年1月発行)
今月の主題 早期胃癌ESD―適応拡大を求めて
42巻13号(2007年12月発行)
今月の主題 新しい治療による炎症性腸疾患(IBD)の経過―粘膜治癒を中心に
42巻12号(2007年11月発行)
今月の主題 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)起因性消化管病変
42巻11号(2007年10月発行)
今月の主題 ESD時代における未分化型混在早期胃癌の取り扱い
42巻10号(2007年9月発行)
今月の主題 大腸腫瘍内視鏡切除後のサーベイランスに向けて
42巻9号(2007年8月発行)
今月の主題 食道表在癌内視鏡切除後の長期成績
42巻8号(2007年7月発行)
今月の主題 胃MALTリンパ腫―除菌無効例の特徴と治療戦略
42巻7号(2007年6月発行)
今月の主題 大腸ESDの現況と将来展望
42巻6号(2007年5月発行)
今月の主題 Helicobacter pyloriと胃癌
42巻5号(2007年4月発行)
特集 消化管の拡大内視鏡観察2007
42巻4号(2007年4月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患(IBD)の上部消化管病変
42巻3号(2007年3月発行)
今月の主題 大腸鋸歯状病変の発育進展と診断・取り扱い
42巻2号(2007年2月発行)
今月の主題 食道扁平上皮dysplasia―診断と取り扱いをめぐって
42巻1号(2007年1月発行)
今月の主題 胃分化型SM1癌の診断―垂直浸潤500μm
41巻13号(2006年12月発行)
今月の主題 大腸腫瘍に対する拡大内視鏡診断の最先端
41巻12号(2006年11月発行)
今月の主題 小腸疾患診療の新たな展開
41巻11号(2006年10月発行)
今月の主題 早期胃癌に対するESDと腹腔鏡下手術の接点
41巻10号(2006年9月発行)
・sm癌の最新の診断と治療戦略
41巻9号(2006年8月発行)
今月の主題 通常内視鏡による大腸sm癌の深達度診断 垂直侵潤距離1,000μm術前診断の現状
41巻8号(2006年7月発行)
今月の主題 転移陽性胃粘膜内癌の特徴と取り扱い
41巻7号(2006年6月発行)
今月の主題 Helicobacter pyloriに起因しないとされる良性胃粘膜病変
41巻6号(2006年5月発行)
今月の主題 非定型的炎症性腸疾患―診断と経過
41巻5号(2006年4月発行)
今月の主題 陥凹性小胃癌の診断―基本から最先端まで
41巻4号(2006年4月発行)
特集 消化管内視鏡治療2006
41巻3号(2006年3月発行)
今月の主題 腸管悪性リンパ腫―最近の知見
41巻2号(2006年2月発行)
今月の主題 食道表在癌の内視鏡診断―最近の進歩
41巻1号(2006年1月発行)
今月の主題 早期胃癌に対するESDの適応の現状と今後の展望
40巻13号(2005年12月発行)
今月の主題 いわゆる側方発育型大腸腫瘍の治療法を問う
40巻12号(2005年11月発行)
今月の主題 胃癌EMR後の異時性多発を考える
40巻11号(2005年10月発行)
今月の主題 小腸内視鏡検査法の進歩
40巻10号(2005年9月発行)
今月の主題 難治性潰瘍性大腸炎―診断と治療の新知見
40巻9号(2005年8月発行)
今月の主題 表在性の中・下咽頭癌
40巻8号(2005年7月発行)
今月の主題 免疫異常と消化管病変
40巻7号(2005年6月発行)
今月の主題 胃癌化学療法の進歩と課題
40巻6号(2005年5月発行)
今月の主題 Crohn病の初期病変―診断と長期経過
40巻4号(2005年4月発行)
特集 消化管の出血性疾患2005
40巻5号(2005年4月発行)
今月の主題 切開・剥離法(ESD)時代の胃癌術前診断
40巻3号(2005年3月発行)
今月の主題 特殊組織型の食道癌
40巻2号(2005年2月発行)
今月の主題 大腸カルチノイド腫瘍 転移例と非転移例の比較を中心に
40巻1号(2005年1月発行)
今月の主題 胃癌の時代的変遷と将来展望
39巻13号(2004年12月発行)
今月の主題 大腸sm癌の内視鏡治療後の長期経過
39巻12号(2004年11月発行)
今月の主題 消化管の画像診断―21世紀の展開
39巻11号(2004年10月発行)
今月の主題 胃生検診断の意義 Group分類を考える
39巻10号(2004年9月発行)
今月の主題 大腸sm癌の深達度診断―垂直浸潤1,000μm
39巻9号(2004年8月発行)
今月の主題 Barrett食道癌―表在癌の境界・深達度診断
39巻8号(2004年7月発行)
今月の主題 家族性大腸腺腫症―最近の話題
39巻7号(2004年6月発行)
今月の主題 胃癌術後の残胃癌
39巻6号(2004年5月発行)
今月の主題 深達度診断を迷わせる食道表在癌―その原因と画像の特徴
39巻5号(2004年4月発行)
今月の主題 大腸腫瘍に対する拡大内視鏡観察―V型pit pattern診断の問題点
39巻4号(2004年4月発行)
特集 消化管の粘膜下腫瘍 2004
39巻3号(2004年3月発行)
今月の主題 胃MALTリンパ腫―除菌治療後の経過と予後
39巻2号(2004年2月発行)
今月の主題 Crohn病経過例における新しい治療の位置づけ
39巻1号(2004年1月発行)
今月の主題 最新の早期胃癌EMR―切開・剥離法
38巻13号(2003年12月発行)
今月の主題 消化管への転移性腫瘍
38巻12号(2003年11月発行)
今月の主題 上部消化管拡大観察の意義
38巻11号(2003年10月発行)
今月の主題 粘膜下腫瘍様の形態を示した消化管癌
38巻10号(2003年9月発行)
今月の主題 胃腺腫の診断と治療方針
38巻9号(2003年8月発行)
今月の主題 直腸肛門部病変の鑑別診断
38巻8号(2003年7月発行)
今月の主題 経過観察からみた大腸癌の発育・進展sm癌を中心に
38巻7号(2003年6月発行)
今月の主題 消化管の炎症性疾患診断におけるX線検査の有用性
38巻6号(2003年5月発行)
今月の主題 消化管腫瘍診断におけるX線検査の有用性
38巻5号(2003年4月発行)
今月の主題 胃型早期胃癌の病理学的特徴と臨床像―分化型癌を中心に
38巻4号(2003年4月発行)
特集 全身性疾患と消化管病変
38巻3号(2003年3月発行)
今月の主題 食道癌と他臓器重複癌―EMR時代を迎えて
38巻2号(2003年2月発行)
今月の主題 腸型Behçet病と単純性潰瘍の長期経過
38巻1号(2003年1月発行)
今月の主題 胃癌―診断と治療の最先端
37巻13号(2002年12月発行)
今月の主題 胃癌と鑑別を要する炎症性疾患
37巻12号(2002年11月発行)
今月の主題 Ⅰp・Ⅰsp型大腸sm癌
37巻11号(2002年10月発行)
今月の主題 消化管のvirtual endoscopy
37巻10号(2002年9月発行)
今月の主題 食道sm癌の再評価―食道温存治療の可能性を求めて
37巻9号(2002年8月発行)
今月の主題 胃粘膜内癌EMRの適応拡大と限界
37巻8号(2002年7月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患と腫瘍(2)潰瘍性大腸炎以外
37巻7号(2002年6月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患と腫瘍(1)潰瘍性大腸炎
37巻6号(2002年5月発行)
今月の主題 十二指腸の非腫瘍性びまん性病変
37巻5号(2002年4月発行)
今月の主題 cap polyposisと粘膜脱症候群
37巻4号(2002年3月発行)
今月の主題 Helicobacter pylori除菌に伴う問題点
37巻3号(2002年2月発行)
特集 消化管感染症2002
37巻2号(2002年2月発行)
今月の主題 4型大腸癌とその鑑別診断
37巻1号(2002年1月発行)
今月の主題 食道m3・sm1癌の診断と遠隔成績
36巻13号(2001年12月発行)
今月の主題 早期胃癌診療の実態と問題点
36巻12号(2001年11月発行)
今月の主題 十二指腸の小病変
36巻11号(2001年10月発行)
今月の主題 sm massive以深に浸潤した10mm以下の大腸癌
36巻10号(2001年9月発行)
今月の主題 縮小治療のための胃癌の粘膜内浸潤範囲診断
36巻9号(2001年8月発行)
今月の主題 GIST(gastrointestinal stromal tumor)―概念と臨床的取り扱い
36巻8号(2001年7月発行)
今月の主題 多発食道癌
36巻7号(2001年6月発行)
今月の主題 小腸腫瘍―分類と画像所見
36巻6号(2001年5月発行)
今月の主題 早期大腸癌の深達度診断にEUSと拡大内視鏡は必要か
36巻5号(2001年4月発行)
今月の主題 早期の食道胃接合部癌
36巻4号(2001年3月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎診断基準の問題点
36巻3号(2001年2月発行)
特集 消化管癌の深達度診断
36巻2号(2001年2月発行)
今月の主題 Crohn病診断基準の問題点
36巻1号(2001年1月発行)
今月の主題 表層型胃悪性リンパ腫の鑑別診断―治療法選択のために
35巻13号(2000年12月発行)
今月の主題 21世紀への消化管画像診断学―歩みと展望
35巻12号(2000年11月発行)
今月の主題 早期大腸癌肉眼分類―統一をめざして
35巻11号(2000年10月発行)
今月の主題 胃カルチノイド―新しい考え方
35巻10号(2000年9月発行)
今月の主題 食道アカラシア
35巻9号(2000年8月発行)
今月の主題 薬剤性腸炎―最近の話題
35巻8号(2000年7月発行)
今月の主題 多発大腸癌
35巻7号(2000年6月発行)
今月の主題 胃の“pre-linitis plastica”型癌
35巻6号(2000年5月発行)
今月の主題 腸管の血管性病変―限局性腫瘍状病変を中心に
35巻5号(2000年4月発行)
今月の主題 Helicobacter pylori除菌後の消化性潰瘍の経過―3年以上の症例を中心に
35巻4号(2000年3月発行)
今月の主題 食道癌の発育進展―初期病巣から粘膜下層癌へ
35巻3号(2000年2月発行)
特集 消化管ポリポーシス2000
35巻2号(2000年2月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患における生検の役割
35巻1号(2000年1月発行)
今月の主題 早期胃癌診断の基本所見とピットフォール
34巻13号(1999年12月発行)
今月の主題 大腸腫瘍の内視鏡診断は病理診断にどこまで近づくか
34巻12号(1999年11月発行)
今月の主題 胃癌診断における生検の現状と問題点
34巻11号(1999年10月発行)
今月の主題 胃MALTリンパ腫―Helicobacter pylori除菌後の経過
34巻10号(1999年9月発行)
今月の主題 Crohn病の長期経過―10年以上の症例を中心に
34巻9号(1999年8月発行)
今月の主題 早期胃癌のEUS診断
34巻8号(1999年7月発行)
今月の主題 逆流性食道炎―分類・診断・治療
34巻7号(1999年6月発行)
今月の主題 AIDSとATLの消化管病変
34巻6号(1999年5月発行)
今月の主題 大腸sm癌の内視鏡的切除をめぐって
34巻5号(1999年4月発行)
今月の主題 大腸腫瘍内視鏡的切除後の局所再発―腺腫・m癌を中心に
34巻4号(1999年3月発行)
今月の主題 胃型の分化型胃癌―病理診断とその特徴
34巻3号(1999年2月発行)
特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割
34巻2号(1999年2月発行)
今月の主題 Barrett上皮と食道腺癌
34巻1号(1999年1月発行)
今月の主題 Ⅱ型早期大腸癌肉眼分類の問題点
33巻13号(1998年12月発行)
今月の主題 胃癌EMR後の遺残再発―診断と治療
33巻12号(1998年11月発行)
今月の主題 胃癌EMRの完全切除の判定基準を求めて
33巻11号(1998年10月発行)
今月の主題 早期大腸癌の組織診断―諸問題は解決されたか
33巻10号(1998年9月発行)
今月の主題 腸管子宮内膜症
33巻9号(1998年8月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎―最近の話題
33巻8号(1998年7月発行)
今月の主題 胃炎―Sydney SystemとHelicobacter pylori
33巻7号(1998年6月発行)
食道癌
33巻6号(1998年5月発行)
今月の主題 鋸歯状腺腫(serrated adenoma)とその周辺
33巻5号(1998年4月発行)
今月の主題 大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か
33巻4号(1998年3月発行)
今月の主題 胃癌の診断にX線検査は不要か
33巻3号(1998年2月発行)
特集 消化管悪性リンパ腫1998
33巻2号(1998年2月発行)
今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望
33巻1号(1998年1月発行)
今月の主題 「胃と腸」33年間の歩みからみた早期癌
32巻13号(1997年12月発行)
との鑑別を中心に
32巻12号(1997年11月発行)
今月の主題 腺領域からみた胃病変
32巻11号(1997年10月発行)
今月の主題 Is型大腸sm癌を考える
32巻10号(1997年9月発行)
今月の主題 早期食道癌―X線診断の進歩
32巻9号(1997年8月発行)
今月の主題 胃噴門部領域の病変 (2)癌以外の病変
32巻8号(1997年7月発行)
今月の主題 胃噴門部領域の病変 (1)癌
32巻7号(1997年6月発行)
今月の主題 感染性腸炎(腸結核を除く)
32巻6号(1997年5月発行)
今月の主題 早期胃癌から進行癌への進展
32巻5号(1997年4月発行)
今月の主題 粘膜下腫瘍様の食道表在癌
32巻4号(1997年3月発行)
今月の主題 大腸腺腫症―最近の知見
32巻3号(1997年2月発行)
特集 炎症性腸疾患1997
32巻2号(1997年2月発行)
今月の主題 十二指腸乳頭部癌―縮小手術をめざして
32巻1号(1997年1月発行)
今月の主題 胃sm癌の細分類―治療法選択の指標として
31巻13号(1996年12月発行)
今月の主題 大腸腫瘍の自然史
31巻12号(1996年11月発行)
今月の主題 未分化型小胃癌はなぜ少ないか
31巻11号(1996年10月発行)
今月の主題 微細表面構造からみた大腸腫瘍の診断
31巻10号(1996年9月発行)
今月の主題 内視鏡的食道粘膜切除後の経過
31巻9号(1996年8月発行)
今月の主題 早期胃癌の内視鏡的粘膜切除―適応拡大をめぐる問題点
31巻8号(1996年7月発行)
今月の主題 Helicobacter Pyloriと胃リンパ腫
31巻7号(1996年6月発行)
今月の主題 遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)
31巻6号(1996年5月発行)
今月の主題 食道dysplasia―経過観察例の検討
31巻5号(1996年4月発行)
今月の主題 表層拡大型早期胃癌
31巻4号(1996年3月発行)
今月の主題 新しいCrohn病診断基準(案)
31巻3号(1996年2月発行)
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
31巻2号(1996年2月発行)
今月の主題 いわゆる表層拡大型大腸腫瘍とは
31巻1号(1996年1月発行)
今月の主題 胃MALTリンパ腫
30巻13号(1995年12月発行)
今月の主題 小腸画像診断の新しい展開
30巻12号(1995年11月発行)
今月の主題 大腸腺腫の診断と取り扱い
30巻11号(1995年10月発行)
今月の主題 食道表在癌の発育進展―症例から学ぶ
30巻10号(1995年9月発行)
今月の主題 微小胃癌
30巻9号(1995年8月発行)
今月の主題 胃の平滑筋腫と平滑筋肉腫―新しい視点を求めて
30巻8号(1995年7月発行)
今月の主題 表層拡大型食道表在癌
30巻7号(1995年6月発行)
今月の主題 大腸の悪性リンパ腫
30巻6号(1995年5月発行)
今月の主題 粘膜下腫瘍の形態を示した胃癌
30巻5号(1995年4月発行)
今月の主題 colitic cancer―微細診断をめざして
30巻4号(1995年3月発行)
今月の主題 腸結核
30巻3号(1995年2月発行)
特集 早期食道癌1995
30巻2号(1995年2月発行)
今月の主題 表面型大腸癌の発育と経過
30巻1号(1995年1月発行)
今月の主題 胃癌の診断と治療―最近の動向
29巻13号(1994年12月発行)
今月の主題 上部消化管病変の特徴からみた全身性疾患
29巻12号(1994年11月発行)
今月の主題 大腸sm癌の細分類とその臨床
29巻11号(1994年10月発行)
今月の主題 大腸sm癌の細分類とその意義
29巻10号(1994年9月発行)
今月の主題 胃底腺領域の分化型癌
29巻9号(1994年8月発行)
今月の主題 食道のヨード不染帯
29巻8号(1994年7月発行)
今月の主題 胆管癌の画像と病理
29巻7号(1994年6月発行)
今月の主題 多発胃癌
29巻6号(1994年5月発行)
今月の主題 アフタ様病変のみのCrohn病
29巻5号(1994年4月発行)
今月の主題 大腸Crohn病―非定型例の診断を中心に
29巻4号(1994年3月発行)
今月の主題 食道粘膜癌―新しい病型分類とその診断
29巻3号(1994年2月発行)
特集 早期大腸癌1994
29巻2号(1994年2月発行)
今月の主題 胃良・悪性境界病変の生検診断と治療方針
29巻1号(1994年1月発行)
今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える
28巻13号(1993年12月発行)
今月の主題 早期胃癌の内視鏡的根治切除―適応拡大の可能性と限界を探る
28巻12号(1993年11月発行)
今月の主題 消化管ポリポーシス―最近の知見
28巻11号(1993年10月発行)
今月の主題 大腸癌の深達度診断
28巻10号(1993年9月発行)
今月の主題 胃悪性リンパ腫―診断の変遷
28巻9号(1993年8月発行)
今月の主題 虚血性腸病変の新しい捉え方
28巻8号(1993年7月発行)
今月の主題 大腸癌存在診断の実態―m癌を除く
28巻7号(1993年6月発行)
今月の主題 十二指腸腫瘍
28巻6号(1993年5月発行)
今月の主題 大腸腫瘍切除後の経過追跡
28巻5号(1993年4月発行)
今月の主題 腸管アフタ様病変
28巻4号(1993年3月発行)
今月の主題 難治性胃潰瘍(2)臨床経過と難治化の要因
28巻3号(1993年2月発行)
特集 早期胃癌1993
28巻2号(1993年2月発行)
今月の主題 内視鏡的食道粘膜切除術
28巻1号(1993年1月発行)
今月の主題 胃癌は変わったか―その時代的変遷
27巻12号(1992年12月発行)
今月の主題 難治性胃潰瘍(1)治癒予測を中心に
27巻11号(1992年11月発行)
今月の主題 大腸pm癌
27巻10号(1992年10月発行)
今月の主題 胃癌の深達度診断mとsmの鑑別―内視鏡的治療のために
27巻9号(1992年9月発行)
今月の主題 逆流性食道炎を見直す
27巻8号(1992年8月発行)
今月の主題 表面型大腸腫瘍の臨床診断の諸問題
27巻7号(1992年7月発行)
今月の主題 出血を来した小腸病変の画像診断
27巻6号(1992年6月発行)
今月の主題 早期大腸癌の病理診断の諸問題―小病変の診断を中心に
27巻5号(1992年5月発行)
今月の主題 linitis plastica型胃癌診断の現状
27巻4号(1992年4月発行)
今月の主題 大腸のいわゆる結節集簇様病変
27巻3号(1992年3月発行)
今月の主題 腸型Behçet病・simple ulcerの経過
27巻2号(1992年2月発行)
今月の主題 食道表在癌の深達度を読む
27巻1号(1992年1月発行)
今月の主題 胃癌の自然史を追う―経過追跡症例から
26巻12号(1991年12月発行)
今月の主題 集検発見胃癌の特徴
26巻11号(1991年11月発行)
今月の主題 膠原病と腸病変
26巻10号(1991年10月発行)
今月の主題 胃癌の組織型分類とその臨床的意義
26巻9号(1991年9月発行)
今月の主題 Ⅲ型早期胃癌の診断に迫る―潰瘍の良・悪性の鑑別
26巻8号(1991年8月発行)
今月の主題 大腸sm癌の治療
26巻7号(1991年7月発行)
今月の主題 大腸sm癌の診断
26巻6号(1991年6月発行)
今月の主題 Crohn病の長期経過
26巻5号(1991年5月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎の長期経過
26巻4号(1991年4月発行)
今月の主題 早期胃癌の内視鏡的切除(2)―内視鏡的根治切除の評価
26巻3号(1991年3月発行)
今月の主題 早期胃癌の内視鏡的切除(1)―根治を目的として
26巻2号(1991年2月発行)
今月の主題 食道“dysplasia”の存在を問う
26巻1号(1991年1月発行)
今月の主題 早期胃癌―診断の基本と方法
25巻12号(1990年12月発行)
今月の主題 早期胃癌類似進行癌の診断
25巻11号(1990年11月発行)
今月の主題 直腸のいわゆる粘膜脱症候群
25巻10号(1990年10月発行)
今月の主題 中垂腫瘤
25巻9号(1990年9月発行)
今月の主題 早期食道癌を問う
25巻8号(1990年8月発行)
今月の主題 臨床経過からみた胃生検の問題点
25巻7号(1990年7月発行)
今月の主題 小さな表面型(Ⅱ型)大腸上皮性腫瘍
25巻6号(1990年6月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患の鑑別診断(2)―大腸病変を中心に
25巻5号(1990年5月発行)
今月の主題 炎症性腸疾患の鑑別診断(1)―小腸・回盲部病変を中心に
25巻4号(1990年4月発行)
今月の主題 Barrett食道
25巻3号(1990年3月発行)
今月の主題 胃癌の切除範囲をどう決めるのか
25巻2号(1990年2月発行)
今月の主題 膵囊胞性疾患―動態診断の基礎と臨床
25巻1号(1990年1月発行)
今月の主題 上部消化管X線検査の現状の反省と将来―検査モデルを求めて
24巻12号(1989年12月発行)
今月の主題 小さな未分化型胃癌―分化型と比較して
24巻11号(1989年11月発行)
今月の主題 いわゆる“十二指腸炎”の諸問題
24巻10号(1989年10月発行)
今月の主題 分類困難な腸の炎症性疾患
24巻9号(1989年9月発行)
今月の主題 胃粘膜下腫瘍の診断―現況と進歩
24巻8号(1989年8月発行)
今月の主題 腸のカルチノイド
24巻7号(1989年7月発行)
今月の主題 胆道疾患の非手術的治療の進歩
24巻6号(1989年6月発行)
今月の主題 急性胃粘膜病変(AGML)
24巻5号(1989年5月発行)
今月の主題 腸管の悪性リンパ腫(2)
24巻4号(1989年4月発行)
今月の主題 胃・十二指腸出血の非手術的治療
24巻3号(1989年3月発行)
今月の主題 大腸腺腫と癌(2)
24巻2号(1989年2月発行)
今月の主題 大腸腺腫と癌(1)
24巻1号(1989年1月発行)
今月の主題 噴門部陥凹型早期胃癌の診断
23巻12号(1988年12月発行)
今月の主題 腸管の悪性リンパ腫(1)
23巻11号(1988年11月発行)
今月の主題 食道癌の発育進展―逆追跡症例を中心に
23巻10号(1988年10月発行)
今月の主題 十二指腸乳頭部癌
23巻9号(1988年9月発行)
今月の主題 大腸内視鏡検査法―手技を中心として
23巻8号(1988年8月発行)
今月の主題 小さな膵癌―小病変の鑑別診断をめぐって
23巻7号(1988年7月発行)
今月の主題 微小胃癌診断―10年の進歩
23巻6号(1988年6月発行)
今月の主題 びまん浸潤型大腸癌と転移性大腸癌
23巻5号(1988年5月発行)
今月の主題 胃・十二指腸潰瘍と超音波内視鏡
23巻4号(1988年4月発行)
今月の主題 内視鏡的胃粘膜切除の臨床―ジャンボ・バイオプシーをめぐって
23巻3号(1988年3月発行)
今月の主題 消化管形態診断の将来はどうあるべきか
23巻2号(1988年2月発行)
今月の主題 消化管のアミロイドーシス(2)
23巻1号(1988年1月発行)
今月の主題 X線・内視鏡所見と切除標本・病理所見との対比(胃)
22巻12号(1987年12月発行)
今月の主題 早期食道癌の問題点
22巻11号(1987年11月発行)
今月の主題 消化管のアミロイドーシス(1)
22巻10号(1987年10月発行)
今月の主題 胃のDieulafoy潰瘍
22巻9号(1987年9月発行)
今月の主題 胃底腺領域の癌―Ⅱcを中心として
22巻8号(1987年8月発行)
今月の主題 陥凹型早期大腸癌
22巻7号(1987年7月発行)
今月の主題 腸結核と癌
22巻6号(1987年6月発行)
今月の主題 胃の腺腫とは―現状と問題点
22巻5号(1987年5月発行)
今月の主題 胆囊癌の診断―発育進展を中心に
22巻4号(1987年4月発行)
今月の主題 小さな大腸癌―早期診断のために
22巻3号(1987年3月発行)
今月の主題 直腸・肛門部病変の新しい診かた
22巻2号(1987年2月発行)
今月の主題 陥凹型早期胃癌の深達度診断
22巻1号(1987年1月発行)
今月の主題 電子スコープの現況
21巻12号(1986年12月発行)
今月の主題 大腸のvillous tumor
21巻11号(1986年11月発行)
今月の主題 消化性潰瘍のトピックス(2)―胃粘膜防御機構を中心に
21巻10号(1986年10月発行)
受容体拮抗薬のもたらした諸問題
21巻9号(1986年9月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎と大腸癌
21巻8号(1986年8月発行)
今月の主題 胃癌肉眼分類の問題点―進行癌を中心として
21巻7号(1986年7月発行)
今月の主題 膵の囊胞性疾患―その診断の進歩
21巻6号(1986年6月発行)
今月の主題 大腸生検の問題点―炎症性疾患の経過を中心に
21巻5号(1986年5月発行)
今月の主題 早期胆嚢癌―その診断の進歩
21巻4号(1986年4月発行)
今月の主題 Ⅱb型早期胃癌の診断
21巻3号(1986年3月発行)
今月の主題 大腸早期癌診断におけるX線と内視鏡との比較
21巻2号(1986年2月発行)
今月の主題 消化管の“比較診断学”を求めて(2)
21巻1号(1986年1月発行)
今月の主題 消化管の“比較診断学”を求めて(1)
20巻12号(1985年12月発行)
今月の主題 食道癌の早期診断
20巻11号(1985年11月発行)
今月の主題 内視鏡的乳頭括約筋切開術の長期成績
20巻10号(1985年10月発行)
今月の主題 大腸ポリペクトミー後の経過
20巻9号(1985年9月発行)
今月の主題 胃癌診断におけるルーチン検査の確かさ―部位別・大きさ別の検討
20巻8号(1985年8月発行)
今月の主題 大腸癌の発育・進展
20巻7号(1985年7月発行)
今月の主題 小腸診断学の進歩―実際から最先端まで
20巻6号(1985年6月発行)
今月の主題 慢性胃炎をどう考えるか
20巻5号(1985年5月発行)
今月の主題 食道静脈瘤の硬化療法
20巻4号(1985年4月発行)
今月の主題 膵・胆道の形成異常
20巻3号(1985年3月発行)
今月の主題 大腸診断学の歩みと展望
20巻2号(1985年2月発行)
今月の主題 胃診断学20年の歩みと展望―良性疾患を中心として
20巻1号(1985年1月発行)
今月の主題 胃診断学20年の歩みと展望―早期胃癌を中心として
19巻12号(1984年12月発行)
今月の主題 消化管癌の診断におけるUS・CTの役割
19巻11号(1984年11月発行)
今月の主題 膵癌の治療成績
19巻10号(1984年10月発行)
今月の主題 胃生検の問題点
19巻9号(1984年9月発行)
今月の主題 胃潰瘍の治癒判定
19巻8号(1984年8月発行)
今月の主題 胃癌の内視鏡的治療
19巻7号(1984年7月発行)
今月の主題 早期胃癌の再発死亡例をめぐって
19巻6号(1984年6月発行)
今月の主題 大腸腺腫症の経過と予後
19巻5号(1984年5月発行)
受容体拮抗薬の位置づけ
19巻4号(1984年4月発行)
今月の主題 肝内結石症―最近の知見をめぐって
19巻3号(1984年3月発行)
今月の主題 Crohn病の経過
19巻2号(1984年2月発行)
今月の主題 Panendoscopyの評価(2)
19巻1号(1984年1月発行)
今月の主題 Panendoscopyの評価(1)
18巻12号(1983年12月発行)
今月の主題 Crohn病の診断
18巻11号(1983年11月発行)
今月の主題 逆流性食道炎
18巻10号(1983年10月発行)
今月の主題 胆囊病変をめぐる最近の知見
18巻9号(1983年9月発行)
今月の主題 早期胃癌診断の問題点(2)―診断の現状
18巻8号(1983年8月発行)
今月の主題 大腸sm癌
18巻7号(1983年7月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎―治療と経過を中心に
18巻6号(1983年6月発行)
今月の主題 早期胃癌診断の問題点(1)―良性病変と鑑別困難な早期癌
18巻5号(1983年5月発行)
今月の主題 消化管の悪性病変と皮膚病変
18巻4号(1983年4月発行)
今月の主題 急性腸炎(2)―主として感染性腸炎
18巻3号(1983年3月発行)
今月の主題 症例・研究特集
18巻2号(1983年2月発行)
今月の主題 急性腸炎(1)―主として抗生物質起因性大腸炎
18巻1号(1983年1月発行)
今月の主題 臨床の場における上部消化管スクリーニング法―X線と内視鏡
17巻12号(1982年12月発行)
今月の主題 残胃の癌
17巻11号(1982年11月発行)
今月の主題 ERCP―10年を経て―(2)技術の進歩と展開
17巻10号(1982年10月発行)
今月の主題 ERCP―10年を経て―(1)診断能と限界―特に総合画像診断における位置づけ
17巻9号(1982年9月発行)
今月の主題 症例・研究特集
17巻8号(1982年8月発行)
今月の主題 小腸X線検査法の進歩
17巻7号(1982年7月発行)
今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の病態生理
17巻6号(1982年6月発行)
今月の主題 胆道系疾患の臨床(3)―早期胆道癌の診断を目指して
17巻5号(1982年5月発行)
今月の主題 sm胃癌の問題点(3)―臨床と病理
17巻4号(1982年4月発行)
今月の主題 胃の隆起性病変(polypoid lesion)―その形態と経過
17巻3号(1982年3月発行)
今月の主題 症例・研究特集
17巻2号(1982年2月発行)
今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例
17巻1号(1982年1月発行)
今月の主題 sm胃癌の問題点(1)―隆起型症例
16巻12号(1981年12月発行)
今月の主題 胃のⅡb病変
16巻11号(1981年11月発行)
今月の主題 胆道系疾患の臨床(2)―胆管異常を中心として
16巻10号(1981年10月発行)
今月の主題 小腸腫瘍(2)
16巻9号(1981年9月発行)
今月の主題 小腸腫瘍(1)
16巻8号(1981年8月発行)
今月の主題 症例・研究特集
16巻7号(1981年7月発行)
今月の主題 実験胃癌とヒト胃癌
16巻6号(1981年6月発行)
今月の主題 胆道系疾患の臨床(1)―総胆管結石症を中心として
16巻5号(1981年5月発行)
今月の主題 胃リンパ腫(4)―治療と経過
16巻4号(1981年4月発行)
今月の主題 胃リンパ腫(3)―鑑別
16巻3号(1981年3月発行)
今月の主題 虚血性腸炎の臨床と病理
16巻2号(1981年2月発行)
今月の主題 胃リンパ腫(2)―良性リンパ腫
16巻1号(1981年1月発行)
今月の主題 早期胃癌は変貌したか
15巻12号(1980年12月発行)
今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(2)
15巻11号(1980年11月発行)
今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1)
15巻10号(1980年10月発行)
今月の主題 症例・研究特集
15巻9号(1980年9月発行)
今月の主題 胃リンパ腫(1)―悪性リンパ腫
15巻8号(1980年8月発行)
今月の主題 大腸憩室
15巻7号(1980年7月発行)
今月の主題 消化管出血と非手術的止血
15巻6号(1980年6月発行)
今月の主題 小膵癌診断への挑戦
15巻5号(1980年5月発行)
今月の主題 胃のGiant Rugae
15巻4号(1980年4月発行)
今月の主題 大腸の早期癌―胃早期癌と比較して
15巻3号(1980年3月発行)
今月の主題 症例特集
15巻2号(1980年2月発行)
今月の主題 腺境界と胃病変
15巻1号(1980年1月発行)
今月の主題 胃病変の時代的変貌
14巻12号(1979年12月発行)
今月の主題 胃癌の化学療法
14巻11号(1979年11月発行)
今月の主題 急性胃病変と慢性胃潰瘍の関連をめぐって
14巻10号(1979年10月発行)
今月の主題 消化管の健診を考える
14巻9号(1979年9月発行)
今月の主題 症例・研究特集
14巻8号(1979年8月発行)
今月の主題 微小胃癌
14巻7号(1979年7月発行)
今月の主題 回盲弁近傍潰瘍(2)―Intestinal Behcetを中心に
14巻6号(1979年6月発行)
今月の主題 回盲弁近傍潰瘍(1)―いわゆる“Simple Ulcer”を中心に
14巻5号(1979年5月発行)
今月の主題 消化管と血管病変
14巻4号(1979年4月発行)
今月の主題 症例・研究特集
14巻3号(1979年3月発行)
今月の主題 X線と内視鏡との協力
14巻2号(1979年2月発行)
今月の主題 早期胃癌診断の反省(2)
14巻1号(1979年1月発行)
今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)
13巻12号(1978年12月発行)
今月の主題 クローン病(3)―疑診例を中心に
13巻11号(1978年11月発行)
今月の主題 食道・胃 境界領域癌の問題点
13巻10号(1978年10月発行)
今月の主題 胃・十二指腸 併存潰瘍
13巻9号(1978年9月発行)
今月の主題 腸結核(3)―疑診例を中心に
13巻8号(1978年8月発行)
今月の主題 症例・研究特集
13巻7号(1978年7月発行)
今月の主題 慢性膵炎
13巻6号(1978年6月発行)
今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の治療の検討
13巻5号(1978年5月発行)
今月の主題 消化管粘膜拡大観察と病態生理
13巻4号(1978年4月発行)
今月の主題 クローン病(2)
13巻3号(1978年3月発行)
今月の主題 クローン病(1)
13巻2号(1978年2月発行)
今月の主題 急性胃潰瘍とその周辺
13巻1号(1978年1月発行)
今月の主題 胃癌の発育経過
12巻12号(1977年12月発行)
今月の主題 腸結核(2)―大腸を主として
12巻11号(1977年11月発行)
今月の主題 腸結核(1)―小腸を主として
12巻10号(1977年10月発行)
今月の主題 症例・研究特集
12巻9号(1977年9月発行)
今月の主題 胃癌の浸潤範囲・深達度の判定(2)
12巻8号(1977年8月発行)
今月の主題 胃癌の浸潤範囲・深達度の判定(1)
12巻7号(1977年7月発行)
今月の主題 残胃病変
12巻6号(1977年6月発行)
今月の主題 胆道癌の診断と治療
12巻5号(1977年5月発行)
今月の主題 高齢者の胃病変の特徴
12巻4号(1977年4月発行)
今月の主題 症例・研究特集
12巻3号(1977年3月発行)
今月の主題 直腸肛門部病変
12巻2号(1977年2月発行)
今月の主題 S状結腸癌
12巻1号(1977年1月発行)
今月の主題 胃癌―5年以後の再発
11巻12号(1976年12月発行)
今月の主題 放射線診断の最近の進歩
11巻11号(1976年11月発行)
今月の主題 Endoscopic Surgery
11巻10号(1976年10月発行)
今月の主題 胃スキルスの病理
11巻9号(1976年9月発行)
今月の主題 症例・研究特集
11巻8号(1976年8月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎―最近の趨勢
11巻7号(1976年7月発行)
今月の主題 pm胃癌
11巻6号(1976年6月発行)
今月の主題 食道・噴門境界部の病変
11巻5号(1976年5月発行)
今月の主題 胃潰瘍癌の考え方
11巻4号(1976年4月発行)
今月の主題 研究・症例特集
11巻3号(1976年3月発行)
今月の主題 早期食道癌
11巻2号(1976年2月発行)
今月の主題 小腸疾患の現況
11巻1号(1976年1月発行)
今月の主題 早期胃癌肉眼分類の再検討
10巻12号(1975年12月発行)
今月の主題 全身性疾患と消化管
10巻11号(1975年11月発行)
今月の主題 胃の良・悪性境界領域病変
10巻10号(1975年10月発行)
今月の主題 症例・研究特集
10巻9号(1975年9月発行)
今月の主題 消化管疾患の新しい診断法
10巻8号(1975年8月発行)
今月の主題 クローン病とその周辺
10巻7号(1975年7月発行)
今月の主題 消化管の非上皮性腫瘍
10巻6号(1975年6月発行)
今月の主題 消化管憩室
10巻5号(1975年5月発行)
今月の主題 消化管カルチノイド
10巻4号(1975年4月発行)
今月の主題 症例・研究特集
10巻3号(1975年3月発行)
今月の主題 胃ポリープの癌化をめぐって
10巻2号(1975年2月発行)
今月の主題 胃粘膜―(2)潰瘍,ポリープの背景として
10巻1号(1975年1月発行)
今月の主題 胃粘膜―(1)早期胃癌の背景として
9巻12号(1974年12月発行)
今月の主題 膵疾患の展望(2)―膵炎を中心に
9巻11号(1974年11月発行)
今月の主題 膵疾患の展望(1)―膵炎を中心に
9巻10号(1974年10月発行)
今月の主題 症例・研究特集
9巻9号(1974年9月発行)
今月の主題 消化管の特殊なポリポージス
9巻8号(1974年8月発行)
今月の主題 胃潰瘍の最近の問題点
9巻7号(1974年7月発行)
今月の主題 盲腸・上行結腸の診断
9巻6号(1974年6月発行)
今月の主題 胃を除く上腹部腫瘤の診断
9巻5号(1974年5月発行)
今月の主題 症例・研究特集
9巻4号(1974年4月発行)
今月の主題 意外な進展を示す胃癌
9巻3号(1974年3月発行)
今月の主題 内視鏡的ポリペクトミー
9巻2号(1974年2月発行)
今月の主題 食道・腸の生検
9巻1号(1974年1月発行)
今月の主題 胃の生検
8巻12号(1973年12月発行)
今月の主題 十二指腸疾患の最新の診断
8巻11号(1973年11月発行)
今月の主題 症例・研究特集
8巻10号(1973年10月発行)
今月の主題 表層拡大型胃癌
8巻9号(1973年9月発行)
今月の主題 胃潰瘍の良・悪性の鑑別診断
8巻8号(1973年8月発行)
今月の主題 早期胃癌と線状潰瘍の合併
8巻7号(1973年7月発行)
今月の主題 消化管出血の緊急診断
8巻6号(1973年6月発行)
今月の主題 大腸疾患 最新の話題
8巻5号(1973年5月発行)
今月の主題 胃癌の経過
8巻4号(1973年4月発行)
今月の主題 症例・研究特集
8巻3号(1973年3月発行)
今月の主題 内視鏡的膵・胆管造影
8巻2号(1973年2月発行)
今月の主題 消化管の悪性リンパ腫
8巻1号(1973年1月発行)
今月の主題 急性胃病変の臨床
7巻12号(1972年12月発行)
今月の主題 腸の潰瘍性病変
7巻11号(1972年11月発行)
今月の主題 十二指腸乳頭部病変
7巻10号(1972年10月発行)
今月の主題 食道炎と食道静脈瘤
7巻9号(1972年9月発行)
今月の主題 胃集検で発見された胃潰瘍
7巻8号(1972年8月発行)
今月の主題 症例・研究特集
7巻7号(1972年7月発行)
今月の主題 若年者の消化管癌
7巻6号(1972年6月発行)
今月の主題 胃癌浸潤程度の診断
7巻5号(1972年5月発行)
今月の主題 悪性サイクル
7巻4号(1972年4月発行)
今月の主題 早期胃癌肉眼分類起草10年
7巻3号(1972年3月発行)
今月の主題 早期胃癌臨床診断の実態(診断成績の推移と問題点)
7巻2号(1972年2月発行)
今月の主題 Ⅲ型早期胃癌
7巻1号(1972年1月発行)
今月の主題 Ⅱb型早期胃癌
6巻13号(1971年12月発行)
今月の主題 Ⅱa+Ⅱc型早期胃癌
6巻12号(1971年11月発行)
今月の主題 症例・研究特集
6巻11号(1971年10月発行)
今月の主題 胃前壁病変の診断
6巻10号(1971年9月発行)
今月の主題 便秘と下痢
6巻9号(1971年8月発行)
今月の主題 幽門部(pyloric portion)の病変
6巻8号(1971年7月発行)
今月の主題 幽門部(pyloric portion)の診断
6巻7号(1971年6月発行)
今月の主題 腸上皮化生
6巻5号(1971年5月発行)
今月の主題 症例特集号
6巻6号(1971年5月発行)
特集 胃集団検診
6巻4号(1971年4月発行)
今月の主題 消化管穿孔
6巻3号(1971年3月発行)
今月の主題 早期胃癌と紛らわしい病変
6巻2号(1971年2月発行)
今月の主題 陥凹性早期胃癌
6巻1号(1971年1月発行)
今月の主題 隆起性早期胃癌
5巻13号(1970年12月発行)
今月の主題 胃潰瘍の再発・再燃
5巻12号(1970年11月発行)
今月の主題 症例・研究 特集
5巻11号(1970年10月発行)
今月の主題 大腸の早期癌―胃を除く消化器の早期癌(2)
5巻10号(1970年9月発行)
今月の主題 胃を除く消化器の早期癌(1)
5巻9号(1970年8月発行)
今月の主題 高位の胃病変
5巻8号(1970年7月発行)
今月の主題 診断された微小胃癌
5巻7号(1970年6月発行)
特集 胃生検特集
5巻6号(1970年6月発行)
今月の主題 症例・研究 特集
5巻5号(1970年5月発行)
今月の主題 早期胃癌再発例の検討
5巻4号(1970年4月発行)
今月の主題 胆のう胆道疾患診断法の最近の進歩
5巻3号(1970年3月発行)
今月の主題 胃肉腫
5巻2号(1970年2月発行)
今月の主題 線状潰瘍
5巻1号(1970年1月発行)
今月の主題 胃癌の経過
4巻12号(1969年12月発行)
今月の主題 潰瘍性大腸炎
4巻11号(1969年11月発行)
今月の主題 十二指腸の精密診断
4巻10号(1969年10月発行)
今月の主題 早期癌とその周辺
4巻9号(1969年9月発行)
今月の主題 胃癌の5年生存率
4巻8号(1969年8月発行)
今月の主題 X線・内視鏡で良性様所見を呈した生検陽性例
4巻7号(1969年7月発行)
今月の主題 胃の変位と変形(2)
4巻6号(1969年6月発行)
今月の主題 胃の変位と変形(1)
4巻5号(1969年5月発行)
今月の主題 稀な胃病変
4巻4号(1969年4月発行)
今月の主題 小腸の検査法
4巻3号(1969年3月発行)
今月の主題 胃癌深達度の診断と経過観察
4巻2号(1969年2月発行)
今月の主題 上部消化管の出血
4巻1号(1969年1月発行)
今月の主題 大彎側の病変
3巻13号(1968年12月発行)
今月の主題 陥凹性早期胃癌の経過
3巻12号(1968年11月発行)
今月の主題 多発胃癌
3巻11号(1968年10月発行)
今月の主題 食道
3巻10号(1968年9月発行)
今月の主題 直視下診断法
3巻9号(1968年8月発行)
今月の主題 消化管の医原性疾患
3巻8号(1968年7月発行)
今月の主題 進行癌の問題点
3巻7号(1968年6月発行)
今月の主題 胃癌の発生
3巻6号(1968年6月発行)
今月の主題 前癌病変としての胃潰瘍とポリープの意義
3巻5号(1968年5月発行)
今月の主題 胃の巨大皺襞
3巻4号(1968年4月発行)
今月の主題 胃の食物輸送機能
3巻3号(1968年3月発行)
今月の主題 大腸・直腸
3巻2号(1968年2月発行)
今月の主題 胃集団検診と早期胃癌
3巻1号(1968年1月発行)
今月の主題 早期胃癌研究の焦点
2巻12号(1967年12月発行)
今月の主題 小腸
2巻11号(1967年11月発行)
今月の主題 慢性胃炎2
2巻10号(1967年10月発行)
今月の主題 慢性胃炎1
2巻9号(1967年9月発行)
今月の主題 胃の多発性潰瘍
2巻8号(1967年8月発行)
今月の主題 難治性胃潰瘍
2巻7号(1967年7月発行)
今月の主題 胃切除後の問題
2巻6号(1967年6月発行)
今月の主題 胃のびらん
2巻5号(1967年5月発行)
今月の主題 早期胃癌の鑑別診断
2巻4号(1967年4月発行)
今月の主題 胃微細病変の診断
2巻3号(1967年3月発行)
今月の主題 胃液分泌の基礎と臨床
2巻2号(1967年2月発行)
今月の主題 十二指腸潰瘍〔2〕
2巻1号(1967年1月発行)
今月の主題 十二指腸潰瘍〔1〕