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文献詳細

雑誌文献

胃と腸44巻4号

2009年04月発行

文献概要

特集 早期胃癌2009 主題 5.早期胃癌の画像診断 1)スクリーニング検査の方法と精度

(1)X線検査

著者: 長浜隆司1 中島寛隆1 山本栄篤1 吉田操1

所属機関: 1早期胃癌検診協会中央診療所

ページ範囲:P.563 - P.570

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要旨 2001年に発行された新・胃X線撮影法(間接・直接)ガイドラインに準じて,現在対策型検診で行われている間接X線について高濃度低粘性バリウムを使用した8枚法と,人間ドックなどの任意型検診で行われている直接X線のスクリーニング検査方法をそれぞれ概説する.X線の精度は画像精度と診断精度の両面から考慮する必要があり,画像精度については統一された撮影法と画像評価法の確立が必要であり,診断精度については死亡率を指標とした多施設による検討と同時に正確な癌登録をもとにした後ろ向き研究や,偽陰性例を中心としたX線診断精度の研究,検討を行う必要がある.

参考文献

1)日本消化器集団検診学会胃X線撮影法標準化委員会(編).新・胃X線撮影法(間接・直接)ガイドライン.メディカルレビュー,2005
2)濱島ちさと,佐々木清寿.高濃度バリウムによる胃X線検査に関する研究の批判的吟味.日本がん検診・診断学会誌 13 : 123-134, 2006
3)国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部.有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン─平成16年度厚生労働省がん研究祖父江班報告書.2006
4)日本消化器がん検診学会.平成17年度消化器がん検診全国集計資料集,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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