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文献詳細

雑誌文献

胃と腸45巻1号

2010年01月発行

文献概要

今月の症例

大量リンパ球浸潤を伴い粘膜下腫瘍様の形態を呈した上行結腸癌の1例

著者: 門野義弘1 江口洋之1 塩屋公孝1 尾崎徹1 吉田健一1 上原正義1 多田修治1 松本孝嗣2 神尾多喜浩3

所属機関: 1済生会熊本病院消化器病センター 2済生会熊本病院外科センター 3済生会熊本病院病理

ページ範囲:P.6 - P.9

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 〔患 者〕 70歳代,男性.

 〔既往歴〕 1986年ごろより家族性大腸腺腫症(familial adenomatous polyposis ; FAP)を指摘され,2000年に胃癌(幽門側胃切除術),2004年に大腸癌(回盲部切除術)の既往があった.

 〔現病歴〕 2007年に大腸内視鏡検査を施行したところ,上行結腸に腫瘍を認めたため入院となった.

参考文献

1)小田丈二,中村尚志,入口陽介,他.虫垂入口部近傍に粘膜下腫瘍様の形態を示した大きさ18mmのIs+IIc型sm癌の1例.胃と腸 38 : 1567-1575, 2003
2)平野和哉,時田健二,菱川悦男,他.粘膜下各層に異なった浸潤形式を呈した大腸癌の2例.Gastroenterol Endosc 49 : 2712-2720, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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