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今月の主題 免疫不全状態における消化管病変 序説
免疫不全状態における消化管病変
著者: 斉藤裕輔1
所属機関: 1市立旭川病院消化器病センター
ページ範囲:P.213 - P.215
文献購入ページに移動はじめに
消化管は外来抗原に直接曝露される臓器であるため,免疫不全状態など全身性の免疫異常状態においては消化管に病変が好発する.臨床的には,免疫不全状態において消化管病変を早期診断することは,特に免疫不全により患者の全身状態が重篤である場合,早期の治療開始に結びつくため極めて重要である.また,近年増加している後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome ; AIDS)の無症候性患者を診療する機会も増加しているため,消化管病変から免疫不全状態を予測,診断することも重要である.
消化管は外来抗原に直接曝露される臓器であるため,免疫不全状態など全身性の免疫異常状態においては消化管に病変が好発する.臨床的には,免疫不全状態において消化管病変を早期診断することは,特に免疫不全により患者の全身状態が重篤である場合,早期の治療開始に結びつくため極めて重要である.また,近年増加している後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome ; AIDS)の無症候性患者を診療する機会も増加しているため,消化管病変から免疫不全状態を予測,診断することも重要である.
参考文献
1)平田一郎.免疫異常の病態と消化管病変.胃と腸 40 : 1094-1104, 2005
2)大石毅,山元泰之,福武勝幸,他.AIDSとHIVの感染の臨床.胃と腸 34 : 837-844, 1999
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