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胃と腸 図譜
NSAID起因性大腸病変
著者: 蔵原晃一1 松本主之2 川崎啓祐3 大城由美4 八尾隆史5
所属機関: 1松山赤十字病院胃腸センター 2九州大学大学院病態機能内科学 3松山赤十字病院胃腸センター 4松山赤十字病院病理部 5順天堂大学大学院人体病理病態学
ページ範囲:P.956 - P.958
文献購入ページに移動非ステロイド性抗炎症薬(nonsteroidal anti-inflammatory drug ; NSAID)起因性大腸病変はNSAIDによって正常な大腸に惹起された粘膜傷害と定義されている.
本症の診断は,従来の薬剤性腸炎の診断基準に準拠し,大腸病変の確認,NSAIDの使用歴の確認,他疾患の除外,およびNSAIDの使用中止による病変の治癒軽快の確認による(Table 1).
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