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文献詳細

雑誌文献

胃と腸46巻8号

2011年07月発行

文献概要

今月の症例

乳癌胃転移の1例

著者: 石垣沙織1 吉井新二1 内田志野1 岡原聡1 小平純一1 松本岳士1 高橋宏明1 穂刈格1 塚越洋元1 西田靖仙2 細川正夫2 藤田昌宏3 佐藤利宏3 岡崎亮4

所属機関: 1恵佑会札幌病院内科 2恵佑会札幌病院外科 3恵佑会臨床病理学研究所 4札幌乳腺外科クリニック

ページ範囲:P.1138 - P.1141

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 〔患 者〕 30歳代,女性.

 〔既往歴〕 2004年5月左乳癌に対し,胸筋温存乳房切除術を施行した.浸潤性乳管癌(solid-tubular,scirrhous)T1N1M0,stage IIAの診断であった.術後ホルモン療法を4年間施行し,再発なく経過していた.

 〔現病歴〕 2009年6月,通院中の近医にて貧血を指摘され,上部消化管内視鏡検査を施行した.胃体中部大彎側に異常が指摘され,精査加療目的に当院へ紹介された.

 〔現 症〕 眼瞼結膜に貧血が認められる.腹部に異常所見は認められない.

参考文献

1)濱中久尚,小田一郎,後藤田卓志,他.転移性胃腫瘍の形態的特徴─内視鏡像を中心に.胃と腸 38 : 1785-1789, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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