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今月の症例
放射線療法が奏効した,H. pylori陰性胃MALTリンパ腫の1例
著者: 沼田紀史1 中川昌浩1 東玲治1 平尾謙1 小川恒由1 大江啓常1 高田晋一1 松浦博夫2 柳井広之3 水野元夫4
所属機関: 1広島市立広島市民病院内科 2広島市立広島市民病院病理部 3岡山大学病院病理診断科 4岡山大学病院内視鏡科
ページ範囲:P.1300 - P.1303
文献購入ページに移動〔主訴〕 胃病変精査加療.
〔既往歴・家族歴〕 特記事項なし.
〔X線検査所見〕 胃穹窿部から体上部大彎に粘膜ひだの集中を伴う広範な淡い陰影斑を認めた.陰影斑の輪郭は不明瞭であり,粘膜ひだは陰影斑の辺縁で,なだらかに消失していた.病変部は浅く平滑な陥凹であるが,中央部には大小不同の顆粒状陰影が不均一にみられ,病変部の伸展性は良好であった(Fig. 1).
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