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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻3号

2012年03月発行

海外だより

オックスフォード大学見聞録(3)

著者: 春間賢1

所属機関: 1川崎医科大学消化管内科

ページ範囲:P.436 - P.437

文献概要

 2. Green Templeton College(GTC)

 川崎学園とオックスフォード大学の1つであるGTCが姉妹校の関係にあり,今回の私の留学となりました.私が留学の手続きを進めておりましたときはColin Bundy先生が学長でしたが,その後,Sir David Watson先生へと変わりました.Sirの称号をおもちなので緊張した面持ちで挨拶に参りましたが,大変気さくな,紳士的な先生で,家内が郵便局でお会いしたときも,気さくに声をかけていただきました.Watson先生とは,GTCのディナーで何度かお会いしました.私はゲストですので,学長の横に座らせていただくことが多く,川崎ブランドの強さには驚きました.クリスマスディナーでは,Watson先生がピアノを弾き,全員でクリスマスキャロルを歌いました.ピアノが弾けないとオックスフォードでは学長になれないのかなーと,キャロルを歌いながら思いました.水曜日と木曜日がディナーの日となっており,学長は両日参加しなければならないので,体重のコントロールが大変だと言われていました.

 GTCでは,当日朝に申し込んでおくと,割安でランチを腹いっぱい食べることができます.また,水曜日と木曜日にディナーが開催され,電話あるいはパソコンで申し込みができます.私も,1人のゲストを連れて行くことが許されておりましたので,酒豪の家内と出かけておりました.ワインを飲まなければ無料,飲む時は16ポンドが必要です.医学の分野だけでなくいろいろな先生方と会食ができますが,皆さん話される声が大きく,テーブルを挟んだ会話は大変でした.12月のディナーで,たまたま横に座られたのが元JR病院消化器科教授のJewell先生で,現在のIBDに関する診療と研究の基盤を作り,さらに発展させた偉大な先生です.また,消化器外科や循環器内科の教授もディナーによく参加されており,親交を深めることができました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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