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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻4号

2012年04月発行

文献概要

今月の主題 消化管EUS診断の現状と新たな展開 主題

消化管EUS診断能のさらなる向上を目指して―私はこうしている─バルーン圧迫法のコツ

著者: 赤星和也1 山田徹2 本村廉明1 久保川賢1 板場壮一1 宜保淳也1 小森圭司1 仲間直崇1 山田真梨子1 蓑田洋介1 徳丸佳世1

所属機関: 1麻生飯塚病院消化器内科 2麻生飯塚病院総合診療科

ページ範囲:P.562 - P.564

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はじめに

 消化管病変のEUS(endoscopic ultrasonography)診断には,脱気水などの超音波伝導物質を腸管内腔に注入することにより,腸管を適度に伸展させ,病変とその周囲の消化管壁5層構造を鮮明に描出する必要がある.胃や大腸のように管腔の広い臓器の病変の描出には主に脱気水充満法が,食道や十二指腸のように,管腔が狭くかつ脱気水がためにくい臓器の病変の描出にはバルーン圧迫法が用いられている1).本稿では,バルーン圧迫法の実際について解説する.

参考文献

1)斉藤裕輔,芳野純治,有馬美和子.超音波内視鏡ガイドライン.日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会(編).消化器内視鏡ガイドライン,3版.医学書院,pp 157-169,2006
2)Akahoshi K, Misawa T, Fujishima H, et al. Regional lymph node metastasis in gastric cancer : evaluation with endoscopic US. Radiology 182 : 559-564, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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