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今月の主題 消化管EUS診断の現状と新たな展開 主題
消化管EUS診断能のさらなる向上を目指して―私はこうしている─バルーン圧迫法のコツ
著者: 赤星和也1 山田徹2 本村廉明1 久保川賢1 板場壮一1 宜保淳也1 小森圭司1 仲間直崇1 山田真梨子1 蓑田洋介1 徳丸佳世1
所属機関: 1麻生飯塚病院消化器内科 2麻生飯塚病院総合診療科
ページ範囲:P.562 - P.564
文献購入ページに移動消化管病変のEUS(endoscopic ultrasonography)診断には,脱気水などの超音波伝導物質を腸管内腔に注入することにより,腸管を適度に伸展させ,病変とその周囲の消化管壁5層構造を鮮明に描出する必要がある.胃や大腸のように管腔の広い臓器の病変の描出には主に脱気水充満法が,食道や十二指腸のように,管腔が狭くかつ脱気水がためにくい臓器の病変の描出にはバルーン圧迫法が用いられている1).本稿では,バルーン圧迫法の実際について解説する.
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