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特集 図説 胃と腸用語集2012
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著者: 松井敏幸1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器内科
ページ範囲:P.609 - P.609
文献購入ページに移動現在では当初の用語解説の連載開始からみて約20年が,用語事典出版からみて約10年が経過したことになる.その後の消化器診断学の推移をみると,大きな変化があることは間違いない.本特集号では,前回と同様の姿勢で企画に臨むが,近年多用される用語を取り上げることになる.もちろん,最近の「胃と腸」誌に使われた基本的な用語はもれなく取り上げるつもりである.あえて,多くの用語から厳選した213項目を取り上げて,用語の基本と意見とを組み合わせた内容としたい.この項目数は,1996年の増刊号の項目数147と比較して,かなり増加している.しかも,項目内容を比べると,前回採用され,今回採用とならなかった項目数は94であり,今回採用された新規項目数は165に及ぶ(48項目が共通した項目数).この理由は,基本的に前回の内容で記述に変化がないものや,歴史的な経緯が判明し前回に詳述されているものは,今回は割愛した.その中にはX線検査に関する用語が多かった.振り返ると,その用語は現在あまり使用頻度が高くないものがあるが,ある程度診断学の現状を反映している.
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