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特集 図説 胃と腸用語集2012 解剖
胃の解剖用語
著者: 細川治1 柳本邦雄2
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院 2国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院病理診断科
ページ範囲:P.622 - P.624
文献購入ページに移動胃の上部は肋骨弓下にあり,食道胃接合は第11胸椎左辺,幽門輪は第1腰椎右辺,両部位前後で後腹膜に固定されるが,中間部は固着しておらず,横行結腸と肝左葉に覆われない範囲では前腹壁に接している.長軸方向の長さは小彎で15cm,大彎で45cm程度であり,最も管腔の広い個所の径は12cmとされる.屍体胃を用いた計測では1l以上の容量が報告されるが,有管法検査で胃透視を行っている立場からすると,バリウム100mlと空気300mlの注入で大半の胃が緊満することから生体内にある状態では500ml程度の容量と推定される.
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