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特集 図説 胃と腸用語集2012 検査法・手技
低緊張性十二指腸造影(hypotonic duodenography)
著者: 芳野純治1 乾和郎1
所属機関: 1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科
ページ範囲:P.637 - P.637
文献購入ページに移動撮影方法には有管法と無管法がある.有管法は十二指腸のVater乳頭部付近までゾンデを挿入し,造影剤,空気を注入し鎮痙剤により蠕動を停止させて撮影する.有管法は造影剤の量,空気量を加減することができるが,ゾンデの挿入が必要なことやゾンデが病変と重なり読影しにくいことがある.鎮痙剤の注入は蠕動を明確に停止するために静脈投与が主として行われるが,その効果は長くないため迅速に撮影を行う必要がある.
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