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特集 図説 胃と腸用語集2012 画像所見〔腸〕
偽膜(pseudomembrane)
著者: 大川清孝1 井上健2
所属機関: 1大阪市立十三市民病院消化器内科 2大阪市立総合医療センター病理部
ページ範囲:P.715 - P.715
文献購入ページに移動偽膜性腸炎は基礎疾患をもつ患者が広域抗菌薬を服用後に発症することが多い.菌交代現象によりCdが増殖して毒素を産生し,偽膜性腸炎を発症する.診断は嫌気培養でCdを検出,あるいは便中Cd毒素の検出による.大腸に主に認められるが,炎症性腸疾患の手術後では小腸に病変を認めることがある.
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