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特集 図説 胃と腸用語集2012 疾患〔咽頭・食道〕
好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis)
著者: 友松雄一郎1 芳野純治1
所属機関: 1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科
ページ範囲:P.738 - P.738
文献購入ページに移動本疾患は1978年Landresら2)により初めて報告され,本邦では2006年Furutaら3)が最初に報告した.患者は比較的若年の男性に多く,主訴には嚥下困難,食物のつかえ,胸やけなどがある.内視鏡所見として白斑,縦走溝,輪状溝,輪状狭窄,敷石様変化,浮腫,血管透見消失などが認められる(Fig. 1).白斑は好酸球が4個以上集簇したeosinophilic microabscessである.一方で,内視鏡検査で異常が発見されない例も存在する.
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