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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻5号

2012年05月発行

文献概要

特集 図説 胃と腸用語集2012 疾患〔胃〕

早期胃癌(early gastric cancer)

著者: 丸山保彦1

所属機関: 1藤枝市立総合病院消化器科

ページ範囲:P.745 - P.745

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 早期胃癌は癌が粘膜下層までにとどまるものと定義され,肉眼型はほとんど表在型をとる.0-IIc型は最も多く,癌の組織型によって内視鏡所見も異なった特徴を示す(Table 1,Fig. 1, 2).隆起を示す0-I型,0-IIa型は分化型癌が多い.純粋な0-III型は少なく,通常0-IIc+III型などの複合型としてみられる.分化型癌は,萎縮・腸上皮化生の強い進行した胃炎に,未分化型胃癌は萎縮の軽度で炎症の強い胃粘膜を背景に発生する傾向がある.

参考文献

1)八尾建史.胃拡大内視鏡.日本メディカルセンター,2009
2)小山恒男(編).ESDのための胃癌術前診断,南江堂,2010
3)八木一芳,味岡洋一.胃の拡大内視鏡診断.医学書院,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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