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特集 図説 胃と腸用語集2012 病理
手つなぎ型腺管癌(gastric cancer of “hand-shaking”type)
著者: 海崎泰治1
所属機関: 1福井県立病院臨床病理科
ページ範囲:P.834 - P.834
文献購入ページに移動このような組織像は,半世紀近く前からすでに太田,中村らによって,“XYH状腺管”として注意すべき構造異型の表現形として報告されていた.加藤1)はこの所見を“手つなぎ型腺管癌”と称したが,さらにはこの特異的な構造異型を“WHYX lesion”とも述べている.他の呼称としては,2002年の伴ら2)による“irregularly fused(anastomosing)glands”,2003年の滝澤3)による“横這型胃癌”があるが,上記のものと同義で特徴的な組織像を種々の表現で示したものと考えられる.
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