文献詳細
文献概要
特集 図説 胃と腸用語集2012 分類・定義
食道癌の肉眼型分類(macroscopic classification of the esophageal cancer)
著者: 石黒信吾1
所属機関: 1ピーシーエルジャパン病理・細胞診センター
ページ範囲:P.848 - P.848
文献購入ページに移動 食道癌の肉眼型は,現在,「食道癌取扱い規約第10版補訂版」1)に記載された規約が用いられている.規約による肉眼型は以下のとおりである.
肉眼型分類の原則 癌腫の壁深達度が肉眼的に粘膜下層までと推定される病変を“表在型”とし,固有筋層以深に及んでいると推定される病変を“進行型”とする.“表在型”は0型とし,0-I,0-II,0-IIIに亜分類する.“進行型”は1,2,3,4型のいずれかに分類する.0~4型ないしその組み合わせで表現できない病変を5型とする.
肉眼型分類の原則 癌腫の壁深達度が肉眼的に粘膜下層までと推定される病変を“表在型”とし,固有筋層以深に及んでいると推定される病変を“進行型”とする.“表在型”は0型とし,0-I,0-II,0-IIIに亜分類する.“進行型”は1,2,3,4型のいずれかに分類する.0~4型ないしその組み合わせで表現できない病変を5型とする.
参考文献
1)日本食道学会(編).臨床・病理─食道癌取扱い規約,10版補訂版.金原出版,2008
掲載誌情報