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特集 図説 胃と腸用語集2012 分類・定義
ロサンゼルス分類(Los Angeles classification)
著者: 眞部紀明1 春間賢2
所属機関: 1川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波) 2川崎医科大学消化管内科
ページ範囲:P.853 - P.853
文献購入ページに移動ロサンゼルス分類には,従来までの分類と比較して大きく異なる箇所が2点ある.1点目は,食道のびらんと潰瘍を区別せず,両者を粘膜傷害(mucosal break)という1つの概念に包括し,その重症度を縦・横方向の拡がりの程度によって4段階に分類したことである.2点目は,従来までの分類ではBarrett食道や狭窄は最も重症な所見と位置づけられていたが,ロサンゼルス分類ではこれらの所見は重症型ではなく合併症として取り扱うものと規定されている点である(Table 1).
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