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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻5号

2012年05月発行

文献概要

特集 図説 胃と腸用語集2012 分類・定義

胃隆起性病変の山田分類(Yamada's classification for gastric polypoid lesion)

著者: 鼻岡昇1 飯石浩康1

所属機関: 1大阪府立成人病センター消化管内科

ページ範囲:P.856 - P.856

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 山田分類は,胃の内腔に突出した病変を肉眼的に4つの形態に分類したもので,1965年に山田らが初めて報告した.腫瘍,非腫瘍および上皮性,非上皮性などの病態の区別なく,形態を純粋に4つに分類したものである(Fig. 1).山田分類を内視鏡像に当てはめるとFig. 2~5のとおりになる.I型は隆起の起始部はなだらかで,周囲と明瞭に境界されない(Fig. 2).II型の起始部は周囲と境界されるが,くびれがない(Fig. 3).III型は起始部にくびれを有するが茎がない(Fig. 4).IV型は茎があるのが特徴である(Fig. 5).当初は胃の隆起性病変に対して用いられていたが,腸の隆起性病変に対しても用いられるようになっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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