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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻5号

2012年05月発行

文献概要

特集 図説 胃と腸用語集2012 分類・定義

パリ分類(the Paris endoscopic classification of superficial neoplastic lesions in the digestive tract)

著者: 平田一郎1

所属機関: 1藤田保健衛生大学消化管内科

ページ範囲:P.857 - P.858

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 2002年11月に内視鏡医,外科医,病理医の国際的グループがパリ(Paris)に集まり,食道,胃,大腸の表在型腫瘍(superficial neoplastic lesion)に対する日本の肉眼形態分類の有用性と臨床的意義を検討するワークショップが行われた1).その際,多くの合意事項のもとに消化管の表在型腫瘍に対するパリ分類が成立した.以下にパリ分類の概要を紹介しその評価や問題点について述べる.

 パリ分類の概要 (1) 肉眼形態分類は内視鏡診断時の肉眼所見のみで行い,診断前の予備知識に左右されたり病理所見によって変えるべきではない.

参考文献

1)Participants in the Paris Workshop. The Paris endoscopic classification of superficial neoplastic lesions : esophagus, stomach, and colon-November 30 to December 1, 2002. Gastrointestinal Endosc 58(suppl): S3-S43, 2003
2)Schlemper RJ, Hirata I, Dixon MF. The macroscopic classification of early neoplasia of the digestive tract. Endoscopy 34 : 163-168, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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