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特集 図説 胃と腸用語集2012 分類・定義
胃生検Group 分類(group classification of gastric biospy)
著者: 江頭由太郎1
所属機関: 1大阪医科大学病理学教室
ページ範囲:P.871 - P.871
文献購入ページに移動 胃生検Group分類は,「胃癌取扱い規約」によって定められた生検組織診断の客観的かつ簡便な分類法である.「胃癌取扱い規約第8版」(1971年)に初めて掲載され,1985年の第11版においてマイナーチェンジがなされ,最新の第14版1)において大幅に改訂された.この新Group分類においては,内容の変更だけでなく,表記法も旧Group分類のローマ数字から算用数字に変更され,大腸生検と統一された.新Group分類の概要を以下に示す.
Group分類は上皮性病変に対して行われるもので,非上皮性病変に対しては適用されない.生検診断に当たっては,組織学的診断名を記載したうえで,Group分類を付記する.
Group分類は上皮性病変に対して行われるもので,非上皮性病変に対しては適用されない.生検診断に当たっては,組織学的診断名を記載したうえで,Group分類を付記する.
参考文献
1)日本胃癌学会(編).胃癌取扱い規約,14版.金原出版,2010
2)Schlemper RJ, Riddell RH, Kato Y, et al. The Vienna classification of gastrointestinal epithelial neoplasia. Gut 47 : 251-255, 2000
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