icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻5号

2012年05月発行

文献概要

特集 図説 胃と腸用語集2012 治療

内視鏡的咽喉頭手術(endoscopic laryngopharyngeal surgery;ELPS)

著者: 川久保博文1 大森泰2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科 2慶應義塾大学医学部内視鏡センター

ページ範囲:P.876 - P.876

文献購入ページに移動
 ELPS(endoscopic laryngopharyngeal surgery)は咽喉頭領域における鏡視下手術である.咽喉頭表在癌は消化器内視鏡医が食道癌の重複癌検索の過程で発見してきたため,食道粘膜癌に対するEMR(endoscopic mucosal resection),ESD(endoscopic submucosal dissection)が応用され,機能温存を目的とした低侵襲治療が可能となった.

 2004年,佐藤ら1)が彎曲型喉頭鏡にて喉頭展開を行って,経口的に鉗子を挿入し,内視鏡補助下に上皮下層剝離を施行するELPSを開発した.

参考文献

1)佐藤靖夫,大森泰,田川崇正.下咽頭表在癌の手術治療─内視鏡的咽頭頭手術(ELPS)の経験.日耳鼻 109 : 581-586, 2006
2)川久保博史,大森泰,安藤崇史,他.中・下咽頭癌の長期予後.胃と腸 45 : 265-281, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?