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特集 図説 胃と腸用語集2012 治療
早期胃癌のESD適応病変,適応拡大病変,適応外病変(the indication of ESD for early gastric cancer)
著者: 萩原朋子1 小野裕之1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
ページ範囲:P.879 - P.879
文献購入ページに移動Gotodaら2),Hirasawaら3)による,外科的切除をされた早期胃癌症例におけるリンパ節転移の検討により,転移のリスクを判断することが可能となった.このデータに基づき,ガイドライン上,適応拡大病変は,(1) 2cmを超えるUL(-)の分化型cT1a,(2) 3cm以下のUL(+)の分化型cT1a,(3) 2cm以下のUL(-)の未分化型cT1aと規定されているが,現時点では長期予後に関するエビデンスに乏しいため,JCOG0607などの結果が出るまでは臨床研究として行うことが望ましいと明記されている(Fig. 2).
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