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特集 図説 胃と腸用語集2012 治療
断端(margin)
著者: 上杉憲幸1 菅井有1
所属機関: 1岩手医科大学医学部病理学講座分子診断病理学分野
ページ範囲:P.881 - P.881
文献購入ページに移動 断端とは切除術が施行された際の切除端のことであり,断端の評価は切除の根治度評価のみならず,内視鏡切除の追加切除の適応決定のために重要である.
切除断端の記載は手術切除標本と内視鏡的切除標本について,取扱い規約でそれぞれ記載の方法が定められているが1)~3),本稿では近年需要が高まっている内視鏡切除標本の断端について記述する.
切除断端の記載は手術切除標本と内視鏡的切除標本について,取扱い規約でそれぞれ記載の方法が定められているが1)~3),本稿では近年需要が高まっている内視鏡切除標本の断端について記述する.
参考文献
1)日本食道学会(編).食道癌取扱い規約,10版.金原出版,2007
2)日本胃癌学会(編).胃癌取扱い規約,14版.金原出版,2010
3)大腸癌研究会(編).大腸癌取扱い規約,7版補訂版.金原出版,2009
4)杉坂宏明,池上雅博,木島洋征,他.大腸内視鏡治療後の遺残・再発例の病理学的特徴.消内視鏡 15 : 951-956, 2003
5)大腸癌研究会(編).大腸癌治療ガイドライン─医師用2009年版.金原出版,2009
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