文献詳細
文献概要
今月の主題 経鼻内視鏡によるスクリーニング 主題
経鼻内視鏡によるスクリーニング―私はこうしている
著者: 安田貢1 青木利佳1 曽我部正弘1 大塩敦郎1 鹿児島彰2 井上博之2 山ノ井昭2
所属機関: 1香川県立がん検診センター消化器科 2香川県立がん検診センター内科
ページ範囲:P.980 - P.982
文献購入ページに移動当センターの上部消化管内視鏡検査では,高画質のハイビジョン内視鏡GIF-H260,Q画質のGIF-PQ260,比較的低画質の経鼻用極細径内視鏡GIF-N260,XP260N,XP260NSを用いている.胃癌リスクが高い受診者には高画質の経口内視鏡での検査を勧めているが,咽頭反射が特に強い場合は本人の希望も考慮して経鼻内視鏡を勧めている1).
前処置は,プロナーゼなど服用時に0.05%硝酸ナファゾリン液を両鼻腔に噴霧し,10~15分後,内視鏡室にて4%塩酸リドカイン液9ml+0.1%ボスミン液1mlの混合液を両鼻腔に噴霧する.さらにゼリーを塗布した綿棒または16Frネラトンカテーテルで,鼻腔の通過状態を確認する.カテーテルは約1~2分留置する.以上の鼻腔内の確認処置は内視鏡医が施行している.
参考文献
掲載誌情報