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追悼
山田達哉先生への追悼文
著者: 牛尾恭輔1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構九州がんセンター
ページ範囲:P.1176 - P.1177
文献購入ページに移動 恩師の山田達哉先生が4月7日,膀胱がんで逝去されました.享年84歳でした.私は約27年もの長い間,国立がんセンターの放射線診断部で,山田先生と苦楽を共にしてきました.私の人生に,それこそ深く関わられた先生でした.そこで近くで接して感じたこと,実際に体験したことを述べながら,恩ある山田先生への追悼文とさせていただきます.
逝去の知らせを聞いてから,山田先生からの手紙を改めて読んでみました.それは3年前に定年退職した私の挨拶文に対する,慈愛あふれる返書でした.抜粋すると,「月日の経つのは早いものですね.貴君が定年退職し,名誉院長になるとは….これからの長い人生,予定は立ちましたか? 私の経験からすると,仕事は続けた方が体に良いようです.私は,今年81歳になりました.考えてみれば,牛尾君,君は僕より16歳も若い訳です.まだまだ,一花さかせられると思います.これからも更なるご活躍を祈念いたしております.そして,明太子美味しいね.有り難う!」で結ばれています.山田先生,国立がんセンターでのいきさつが,走馬灯のように思い出されます.
逝去の知らせを聞いてから,山田先生からの手紙を改めて読んでみました.それは3年前に定年退職した私の挨拶文に対する,慈愛あふれる返書でした.抜粋すると,「月日の経つのは早いものですね.貴君が定年退職し,名誉院長になるとは….これからの長い人生,予定は立ちましたか? 私の経験からすると,仕事は続けた方が体に良いようです.私は,今年81歳になりました.考えてみれば,牛尾君,君は僕より16歳も若い訳です.まだまだ,一花さかせられると思います.これからも更なるご活躍を祈念いたしております.そして,明太子美味しいね.有り難う!」で結ばれています.山田先生,国立がんセンターでのいきさつが,走馬灯のように思い出されます.
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