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文献詳細

雑誌文献

胃と腸47巻8号

2012年07月発行

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編集後記 フリーアクセス

著者: 赤松泰次1

所属機関: 1地方独立行政法人長野県立病院機構 長野県立須坂病院内視鏡センター

ページ範囲:P.1325 - P.1325

文献概要

 胃ポリープとは胃に発生する上皮性隆起性病変を指し,古くからその意義について議論されてきた.非腫瘍性胃ポリープには,腺窩上皮型過形成性ポリープ,胃底腺ポリープといった日常臨床でよく遭遇するポリープの他に,若年性ポリープ,過誤腫性ポリープ,胃底腺ポリポーシスなど,比較的まれな病変も存在する.それらの成因,鑑別診断,malignant potential,Helicobacter pylori(H. pylori)感染やプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor ; PPI)との関係については既に判明しているものもあるが,不明な点も少なくない.

 序説は春間先生が担当し,非腫瘍性胃ポリープの歴史的背景,診断,発生病態についてわかりやすく簡潔に解説されており,胃ポリープの概念を理解するうえで極めて役立つ内容である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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