文献詳細
画像診断道場
文献概要
症 例
患 者 : 30歳代,男性.
主 訴 : 粘血便.
既往歴・家族歴 : 特記すべきことなし.
現病歴 : 4か月前に粘血便を自覚し近医を受診し,大腸内視鏡検査で潰瘍性大腸炎と診断された.5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤の投与を受けたが症状の改善なく,入院のうえプレドニゾロン50mgの投与を受けた.症状が一時軽減したため退院したが,すぐ増悪がみられ再入院となり,シクロスポリンの経口投与を開始されるも臨床症状の改善はみられず,当院を紹介され受診した.受診時10行/日以上の粘血便を認めていた.
患 者 : 30歳代,男性.
主 訴 : 粘血便.
既往歴・家族歴 : 特記すべきことなし.
現病歴 : 4か月前に粘血便を自覚し近医を受診し,大腸内視鏡検査で潰瘍性大腸炎と診断された.5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤の投与を受けたが症状の改善なく,入院のうえプレドニゾロン50mgの投与を受けた.症状が一時軽減したため退院したが,すぐ増悪がみられ再入院となり,シクロスポリンの経口投与を開始されるも臨床症状の改善はみられず,当院を紹介され受診した.受診時10行/日以上の粘血便を認めていた.
参考文献
1)岩下明徳,原岡誠司,高木靖寛,他.消化管感染症の病理.胃と腸 37 : 286-304, 2002
2)Stanley SL Jr. Amoebiasis. Lancet 361 : 1025-1034, 2003
3)北野厚生,松本誉之,押谷伸英,他.炎症性腸疾患─鑑別診断 : アメーバ赤痢.胃と腸 32 : 481-487, 1997
4)五十嵐正広,浦上尚之,岸原輝仁,他.感染性腸炎の最近の知見─アメーバ性大腸炎.胃と腸 43 : 1645-1652, 2008
掲載誌情報