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大腸(炎症)
著者: 岩男泰1
所属機関: 1慶應義塾大学病院予防医療センター
ページ範囲:P.1450 - P.1452
文献購入ページに移動患 者 : 30歳代,男性.
主 訴 : 粘血便.
既往歴・家族歴 : 特記すべきことなし.
現病歴 : 4か月前に粘血便を自覚し近医を受診し,大腸内視鏡検査で潰瘍性大腸炎と診断された.5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤の投与を受けたが症状の改善なく,入院のうえプレドニゾロン50mgの投与を受けた.症状が一時軽減したため退院したが,すぐ増悪がみられ再入院となり,シクロスポリンの経口投与を開始されるも臨床症状の改善はみられず,当院を紹介され受診した.受診時10行/日以上の粘血便を認めていた.
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