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今月の症例
内視鏡的粘膜下層剝離術で治療した胃inflammatory fibroid polypの1例
著者: 村脇義之1 三浦将彦1 吉村禎二1 吉田学2 結城崇史3
所属機関: 1松江市立病院消化器内科 2松江市立病院臨床検査科病理 3島根大学医学部附属病院光学医療診療部
ページ範囲:P.1372 - P.1375
文献購入ページに移動〔主 訴〕 特になし,胃粘膜下腫瘍の精査目的.
〔既往歴〕 37歳,子宮筋腫.
〔家族歴〕 父,胃癌.
〔生活歴〕 特記事項なし.
〔現病歴〕 2008年6月に上部消化管内視鏡検査を希望され,当科を受診した.胃前庭部大彎に立ち上がり急峻な粘膜下腫瘍を認め,粘膜表面からの生検ではびらん性変化のみであった.粘膜下腫瘍の治療目的に内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)を行うため,入院となった.
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