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文献詳細

雑誌文献

胃と腸48巻10号

2013年09月発行

消化管組織病理入門講座・5

【食道】腫瘍性病変

著者: 立石陽子12 比島恒和2

所属機関: 1横浜市立大学医学部病態病理学 2がん・感染症センター都立駒込病院病理科

ページ範囲:P.1508 - P.1512

文献概要

はじめに

 食道腫瘍性病変の診断においては,腫瘍・非腫瘍の判別と,その異型度からどのような診断名をつけるかが問題となる.その判定は細胞異型や構造異型でなされるが,病理医間でも腫瘍か非腫瘍かの判別が分かれる病変もみられる.

 本稿では,診断に難渋する症例ではなく,食道の腫瘍性病変の典型像と,鑑別すべき非腫瘍性病変の組織像を提示し,基本的事項について解説したい.

参考文献

1)日本食道学会(編).臨床・病理─食道癌取扱い規約,10版補訂版.金原出版,2008
2)相田順子,新井冨生,櫻井うらら,他.食道炎,異型上皮,扁平上皮癌の鑑別診断.病理と臨床 29 : 926-931, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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