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学会印象記
JDDW2012(第20回日本消化器関連学会週間)―腸領域の視点から
著者: 野村昌史1
所属機関: 1手稲渓仁会病院消化器病センター
ページ範囲:P.394 - P.395
文献購入ページに移動11日午前中は,松橋信行先生(NTT東日本関東病院)と藤城光弘先生(東京大学)が司会を担当されたワークショップ10「患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫」に参加した.“患者にやさしい内視鏡”は今回の日本消化器内視鏡学会のテーマの1つであり,挿入法だけではなく,(1) リラックスできるような工夫 : 室内・ユニフォームの配色,音楽,アロマ,映像鑑賞など,(2) 前処置の工夫,(3) スコープの選択,(4) 先端フード,(5) 術者の配置,(6) 前投薬(鎮静剤・鎮痛剤),(7) 検査体位,(8) 炭酸ガスの使用,(9) リカバリーを含めた安全なセデーション管理,(10) 次回検査へ情報を伝達するための個人票の作成など,様々な点に焦点を当てた発表があった.大腸内視鏡検査がテーマとして取り上げられる際は挿入手技ばかりが議論されることが多かったが,本ワークショップはすぐに実行できる内容が満載であり,大変有意義なものであった.
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