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文献詳細

雑誌文献

胃と腸48巻6号

2013年05月発行

画像診断レクチャー

最新・胃X線撮影法の魅力

著者: 中原慶太1

所属機関: 1佐賀県医師会成人病予防センター

ページ範囲:P.895 - P.903

文献概要

これまでの胃X線検査の問題点 これまでの胃X線検査の問題点は,胃がん検診に代表されるスクリーニング検査法と精密検査法との間で,撮影器材や検査手順,組み立て方が大きく異なっていたことである.

 従来の術前精密検査は,主に胃液抜きを行う胃ゾンデ法1)2)によって高画質画像が得られていたものの,スクリーニング検査と全く異なる複雑な手順を要し,高度な手技の修得に難があったため,習熟した後継者も少なく全国的な普及には至っていない.

参考文献

1)馬場保昌,吉田諭史,長浜隆司,他.胃X線検査のポイント精密検査法.胃と腸 38 : 872-884, 2003
2)馬場保昌(編).馬場塾の最新胃X線検査法.医学書院,2001
3)木村俊雄,吉田諭史,馬場保昌.胃がん検診における直接X線検査の基準化.日消がん検診誌 46 : 177-188, 2008
4)日本消化器がん検診学会 胃がん検診精度管理委員会(編).新・胃X線撮影法ガイドライン改訂版(2011年).医学書院,2011
5)中原慶太,水町寿伸,渡辺靖友,他.画像精度と読影精度からみた新・胃X線撮影法の評価.日消がん検診誌 45 : 330-340, 2007
6)中原慶太,立石秀夫,鶴田修,他.陥凹型胃癌に対するX線的深達度診断プロセス.胃と腸 41 : 1327-1342, 2006
7)水町寿伸,中原慶太,前川進,他.バスタオルのり巻き法による前壁撮影の検討.日消がん検診誌 47 : 47-53, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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